油類の流出事故に注意

更新日:2020年11月05日

毎年、市内の河川や水路などの公共用水域において、油類などが流出する事故が多発しています。流出した油は、火災の危険性があるほか、生活環境の悪化や農作物の生育に影響を及ぼします。

市民、事業者の皆さんには、流出事故の未然防止に努めていただくとともに、油が流出した場合や発見した場合には、すぐに市または消防署へ連絡いただきますようお願いします。

1.油類の流出事故の発生状況

水質汚濁事故は、家庭や工場・事業場など様々な場所で発生しています。家庭では灯油などを取り扱う際には、特に注意が必要です。

水質汚濁事故の原因としては、給油中に現場を離れたため容器から油が溢れた、機械操作を誤ったなど人的な要因のほか、保管容器の腐食、配管の老朽化など物的な要因を原因とするものが多く見られます。

また、最近の特徴として、局地的な大雨の影響で大量の水が一気に油水分離槽に流れ込み、十分に管理されている油水分離槽であったとしても処理油が漏えいするという事例もあります。

2.事故の未然防止のために

油の流出事故は、河川や琵琶湖を汚染し、生活環境や生き物に影響を与えるおそれがあります。流出した油類や廃液の除去および処理は大変困難で、多くの労力と時間と費用が必要となります。

事故の処理に要した費用は、故意・過失を問わずすべて原因者による負担となり、さらに農業や漁業などへの被害があった場合の補償を求められることもあります。

このような事態を防ぐためにも、日頃から施設の点検や管理を徹底し、事故の未然防止に努めてください。

  • 家庭では
    1.屋外で灯油を給油するときは、目を離さず、容器から溢れないようにしましょう。
    2.タンクに亀裂や破損がないか点検しましょう。
    3.不要になった油や農薬などを、用水路や側溝に流すことなく適切に処分しましょう。
  • 工場・事業場では
    1.油類や化学薬品などをタンクに補給するときは、目を離さず、こぼさないようにしましょう。
    2.タンクや配管に腐食や亀裂などがないか、量が急激に減っていないか、定期的に点検しましょう。特に、地下にタンクや配管がある場合は、漏えいに気づきにくいので注意をしましょう。
    3.油水分離槽や排水処理施設の管理を徹底しましょう。
    4.廃油などは、適正に管理、処分しましょう。
    5.万が一の場合に備えて、土のうや油吸着材などの資材を準備しておくとともに、定期的に事故を想定した訓練を実施しましょう。
    6.緊急連絡網を作成するなど、緊急時の体制を整備しましょう。

3.事故を起こしたら、見つけたら

油類の流出事故を起こした場合は、新たな流出を防ぐための応急措置を講じるとともに、すぐに市または消防署まで連絡してください。

また、油が流れている、水が濁っている、変な臭いがする、大量の魚が死んでいるなどの異常を発見した場合にも連絡をお願いします。

 速やかな対応は、被害を最低限にくい止めます。

この記事に関するお問い合わせ先

環境政策課 環境政策係
〒520-3088
栗東市安養寺一丁目13番33号 栗東市役所2階
電話:077-551-0336
ファックス:077-551-0148
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