左から 竹村明さん(東坂)
永田純子さん(中沢)
今回は、3月に東坂で行われたビニールハウスで絵を描くイベント、「びにーるはうすde美術館」を中心的に企画、運営した2人を紹介します。
■イベントを企画したきっかけは?
(永田さん)竹村さんのビニールハウスに野菜を買いに行ったときに、POP広告(注)としてダンボールに野菜や果物の絵が描いてあったのです。その絵がとてもかわいく、買い物に行くたびに増えていったので、一度展示会を開いてはどうかと竹村さんに持ちかけました。
(竹村さん)花や野菜を買いに来たお客さんに楽しんでもらおうと、不要になったダンボールに絵の具で絵を描いてビニールハウス内に貼っていました。永田さんから、展示会をしてはどうかとの提案を受け、自分の絵だけを展示するのは恥ずかしかったので、永田さんや東坂花き園芸組合の仲間と相談し、いろいろな人に参加してもらえる「お絵描きイベント」をすることになりました。
■当日の感想は?
(竹村さん)子どもたちも含め、予想以上にたくさんの人が参加してくれ、うれしかったです。ビニールハウスの野菜や果物を題材に描く人、なにも見ずに描く人、それぞれ思い思いに楽しんでくれました。他の人が描いた絵を見ることは、わたしにとって、次の作品につながる新しい発見になりました。
■今後やってみたいことは?
(永田さん)今後も、地元の人の隠れた能力や才能を発表できる場を作っていけたらと思っています。誰かにやってもらうのではなく、自分たちで楽しみを作るということをみんなでやりたいです。そういう場として、光が差し込んで明るく、適度な大きさのビニールハウスはすごくいい場所だと思います。
野菜などを買いに来るだけではなく、お客さんがいろいろ参加してくれるのが楽しいと語る竹村さん。生産者と消費者のよい関係が築かれているようです。今回のイベントの様子は12ページのフォトニュースをご覧ください。
(注)【POP広告】…商品のそばに付けられた、商品説明やイラスト、値段などが書かれた広告 |