二井谷和平さん(14 歳・綣)
栗東西中学校3年。3月に行われた最終選考会で、7月開催のジュニアヨット競技オプティミストヨーロッパ選手権大会に日本代表として出場が決定。
■オプティミストとは?
ジュニア向けにつくられた長さ2.31m、幅1.13mの小型ヨットで、一人乗りです。競技はスタートからブイを回ってフィニッシュ(ゴール)するまでの速さを競い、複数回行って合計順位の少ない方が勝ちます。
■ヨットを始めたきっかけは?
父に勧められて、小学4年生のときにヨットの体験教室に行ったのがきっかけです。小学5年生のときに琵琶湖ジュニアヨットクラブに入りました。最初は大変でしたが、1年くらい練習してやっとヨットを前に進められるようになりました。
■ヨットのおもしろいところは?
現在の位置だけではなく、これから進む場所の風の状況を水面の様子などから予測し、帆を操作して進むのですが、風を読むのはとても難しいです。自然が相手なので、ゴール直前に急に風が変わって順位が大きく入れ替わることもあります。でも、その分うまく風を読んで速く進めたときの達成感は大きいです。
■日本代表に選ばれた感想は?
小学5年生の秋から国内のヨットの大会に出るようになり、いつしかヨーロッパ大会を目指すようになっていました。目指していたヨーロッパ大会に出られることが決まり、とても嬉しかったです。
■ヨーロッパ選手権大会の抱負、将来の目標を聞かせてください
海外で行われる大会に出るのは初めてなので、楽しみたいです。世界各国から約200人が出場する大きな大会ですが、よい成績を残せるようにがんばります。オプティミストは15歳以下限定の競技ですが、高校生になれば1人乗りや2人乗りのもう少し大きなヨットに乗れるようになるので、それに乗って大会に出たいです。将来はオリンピックにも出てみたいですね。
日曜日を中心に琵琶湖で練習に励んでいる二井谷さん。7月2日〜10日にポーランドで行われるヨーロッパ選手権大会で、成績上位を目指してがんばってください。
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