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                            | ●「ふだんの生活習慣アンケート調査」から | 
                          
                            | 現在、市内の小中学校では、くりちゃん元気いっぱい運動の一環で、「きらりフルチャレンジ〜くりちゃん検定〜」に取り組んでいます。子どもたちは年間3回の「漢字・計算検定」に一生懸命に取り組み、「やる気・自信・達成感」を向上させています。 また、市内の小中学生を対象に、毎年6月「ふだんの生活習慣アンケート調査」を実施しています。これは、起床・就寝時刻、朝食の有無、家庭での学習時間、テレビ視聴・ゲーム時間、読書時間といった項目について調査をしています。
 文部科学省による調査の結果では、子どもの能力を十分発揮させるためには、家庭での生活習慣が重要であることが改めて明らかになりました。
 そこで今回、「ふだんの生活習慣アンケート調査」において、子どもの学力や体力に特に大きな影響を与えたと考えられる項目について紹介します。さらに、本市教育顧問である川島隆太教授(東北大学)からもアドバイスをいただきました。
 栗東の子どもを心豊かにたくましく生きぬく人材に育てるために、子どもの生活・学習習慣を今一度見直し、家庭・地域・学校が協働で「くりちゃん元気いっぱい運動」を推進しましょう。
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                          | ●起床時間「早起きしてすっきりスタート!」 | 
                          
                            |  今年6月に実施した調査では、「朝7時まで」に起床すると回答した子どもの割合は、小1で94.3%、小4で92.6%、中1で74.3%でした。いずれの学年もわずかながら上昇傾向にあります。早起きの重要性についての認識が徐々に広がっているようです。 文部科学省の調査によると、毎日規則正しい生活をしている児童生徒ほど、学力調査の平均正答率が高い傾向であることが分かりました。脳の働きを高め、気持ちのよい一日を過ごすためには、早ね・早おきをすることが大切です。
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                          | 《川島教授から3つのアドバイス》 @生活習慣と脳の発達には密接な関係があります。特に、夜ふかしは「百害あって一利なし」です。
 
 A寝てすぐの深い眠りの時、成長ホルモンが出ています。夜の10時にはぐっすり寝ていないと記憶が脳に定着しません。また、日中せっかく努力したことが頭に残りません。 B小学校に入る前に生活リズムを整えることが重要です。早く寝て、早く起きることは、子どもの健やかな成長に大きな意味があるのです。 | 
                          
                          | ●朝食の有無「朝ごはんは元気の源」 | 
                          
                            |  市内の児童生徒の朝食摂取率は、小2では横ばいですが、小5・中2では最近3年間は年々上昇しています。「朝ごはん」の重要性が各家庭へ浸透していると考えられます。 文部科学省の調査によると、毎日朝食を食べる子どもの方が、学力調査の平均正答率も体力合計点も高いことが分かりました。
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                          | 《川島教授から3つのアドバイス》 @朝ごはんを食べないと、午前中がんばりたくても8割の力しか出せません。
 
 A朝ごはんが「おにぎりだけ、パンだけ」の人は、実は、食べていない人と同じなのです。脳の働きを高めるブドウ糖を使うには、ビタミンB1、リジン(アミノ酸)が必要です。ですから、おかずもきちんと食べなければいけません。B朝ごはんをきちんと食べることを幼児期・学童期に習慣づけられるかどうかが、子育ての分かれ道です。 | 
                          
                          | ●家庭学習時間「予習・復習・きらりフル」 | 
                          
                            |  市内の小学生の家庭学習時間は、調査を開始してから毎年上昇傾向にあります。「くりちゃん検定」や、宿題をきちんとやり遂げる習慣など、家庭での励ましの成果であると考えられます。 | 
                          
                          | 《川島教授から3つのアドバイス》 
 @子どもにやる気を持ち続けさせるのは難しいことですが、学校で何度も「くりちゃん検定」を受け、何度も認定される子どもたちであれば、学ぶ意味が分かってきます。 Aなぜ「くりちゃん検定」のように、「読み書き計算」だけを検定するのか…中1の国語の教科書に載っている『脳のはたらきを目で見てみよう』という私が書き下ろした説明文にあるように、「脳を鍛えて夢を持って努力すれば、将来が広がるんだ。」ということを親子で確認することも大切です。 B特に中学生には、「なぜ『読み書き計算』なんだ?」という疑問について、科学的データを元に周知することが、やる気を持たせるポイントになります。 | 
                          
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                          | 栗東の子どもを“心も体も元気いっぱい・かしこく”育てましょう! 
 栗東市教育委員会教育長 森本 明 日ごろは家庭、地域で、子どもたちの健やかな成長のために、ご支援・ご協力をいただき、誠にありがとうございます。今回紹介しましたように、過去5年間の「ふだんの生活習慣アンケート調査」から、子どもたちの生活習慣に改善が見られ、家庭や地域の皆さんのお力添えのおかげと、たいへんうれしく思っています。
 一方で「テレビやゲームの時間」が長く、「読書時間」が短いことが依然課題となっています。子どもたちの生活習慣は、学力や体力にも影響を及ぼしていることが明らかになっています。保護者の皆さんには、「早ね・早おき・朝ごはん」と併せて、引き続き次のことをお願いします。
 
 1、テレビやゲームの時間を決めること
 2、家族との会話や読書の時間を増やすこと
 
 
  こういった習慣が定着すれば、家族の愛情と相まって、心と体の成長につながると確信しています。 学校で展開している「きらりフルチャレンジ〜くりちゃん検定〜」によって、子どもたちは認定証を手にし、「やる気・自信・達成感」を向上させています。子どもたちのがんばりを支え、さらに推し進めるためにも、こういった生活習慣・学習習慣の定着について、まず、できることから始めてください。
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                            | 問合せ 学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149
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                          | ■作戦001 今までより「30分」早く寝よう! 一日の疲れをしっかりとって翌朝すっきり目覚めよう!
 ■作戦002 今までより「30分」早く起きよう!
 早起きして一日をすっきりスタート!!
 ■作戦003 朝ごはんでエンジンを始動しよう!
 朝ごはんは元気のみなもと! おかずもしっかり食べよう!
 ■作戦004 テレビとゲームの時間を「2時間以内」にしよう!
 「ノーテレビ&ノーゲーム」デーを決めよう!
 ■作戦005 食事中はテレビを消そう!
 食事中はテレビを消して家族のコミュニケーションの場にしよう!
 ■作戦006 いろいろな本を読もう!
 「読書の時間」をつくって、読書の習慣をつけよう!
 ■作戦007 「予習・復習・きらりフル」に取り組もう!
 「学年×10分」の時間は机に向かって集中しよう!
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    | 『栗東 教育きらりの日』 記念講演 参加者募集
 「いつまでも若々しい脳を保つ生活習慣」
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    |  今回アドバイスいただいた本市教育顧問である川島隆太教授(東北大学)には、今年度も『栗東 教育きらりの日』で記念講演をしていただきます。今回は、子どもから大人まで、簡単にできる脳を鍛え
るトレーニング方法から、いつまでも若々しい脳を保つ生活習慣まで、具体的に紹介していただきます。 |  
                            | 日時 11 月13 日(土)14:00〜15:45(開場13:30)
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                            | 場所 栗東芸術文化会館さきら 大ホール
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                            | 入場料 前売り500円、当日600円
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                            | 定員 800 人(全席自由席)
 前売り券は、さきらなどで販売中です。
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                            | 問合せ 生涯学習課 TEL.551-0145 FAX.552-5544
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