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平成21年度決算状況 |
平成21年度の一般会計決算額は、歳入総額344億4221万円、歳出総額341億9020万円となり、歳入歳出の差し引き額から22年度へ繰り越した事業の財源3230万円を除いた実質収支額は、2億1971万円となりました。 |
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■歳入 |
歳入は前年度に対して73億9590万円、27.3%の増。歳入は、市税や使用料、手数料などの自主財源と国・県の補助金や市債などの依存財源に分けられます。内訳は、自主財源が235億5814万円で構成比68.4%、主に市税が9億1897万円の大幅減になったことに対し、基金繰入金が増加したことにより、前年度比23億5150万円、11.1%の増となりました。
また依存財源は108億8407万円で構成比31.6%、国の経済対策や定額給付金などによる国支出金・県の緊急雇用対策や新幹線新駅関連などの県支出金の増加などにより、前年度比50億4440万円、86.4%の増となりました。 |
■歳出 |
歳出は前年度に対して72億8521万円、27.1%の増。経費の内訳を性質別に見ると、人件費、扶助費、公債費の義務的経費が102億9600万円で構成比30.1%となっています。人件費は職員の給与カットなどにより前年度より減少していますが、扶助費、公債費が増加したことにより、全体では1億2806万円の増となりました。
投資的経費は49億9340万円で構成比14.6%、前年度比27億5312万円、122.9%の増です。投資的経費とは、主に公共施設を整備するための費用で、平成21年度は道路・街路などを整備したほかに、国の緊急経済対策による交付金を活用し、治田西小学校・栗東中学校耐震補強事業などを実施しました。
その他の経費は189億80万円で構成比55.3%、土地開発公社貸付金などが増加したことなどにより、前年度比44億403万円、30.4%の増となりました。
本市の将来負担比率は平成21年度決算で309.3%となりました。地方債現在高の減少などにより前年度より18.6ポイント低下したものの、全国の市区町村の中で5番目に高く、依然として極めて危険な領域に位置しています。この状況を改善するため、今後、現在実施している改革(財政再構築プログラム・更なる財政再構築プログラム)に加え、現在策定に取りかかっている、(新)集中改革プランを策定・実行する中で、収支均衡を維持し、市債発行額の縮減などによって債務の減少を進め、財政の健全化を目指します。 |
●性質別歳出決算額
区 分 |
決算額 |
構成比 |
義務的経費 |
102億9,600万円 |
30.1% |
人件費 |
31億8,688万円 |
9.3% |
扶助費 |
33億6,560万円 |
9.8% |
公債費 |
37億4,352万円 |
11.0% |
投資的経費 |
49億9,340万円 |
14.6% |
普通建設事業費 |
49億9,340万円 |
14.6% |
災害復旧事業費 |
0円 |
0.0% |
その他の経費 |
189億 80万円 |
55.3% |
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計 |
341億9,020万円 |
100.0% |
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●一般会計 |
●特別会計
会計名 |
歳 入 |
歳 出 |
土地取得 |
30億7,584万円 |
30億7,573万円 |
国民健康保険 |
47億1,143万円 |
49億4,171万円 |
老人医療保健 |
1,427万円 |
1,426万円 |
後期高齢者医療 |
3億5,618万円 |
3億5,217万円 |
介護保険 |
20億1,700万円 |
19億9,804万円 |
墓地公園 |
670万円 |
441万円 |
大津湖南都市計画事業
栗東駅前土地区画整理事業 |
9,672万円 |
9,505万円 |
大津湖南都市計画事業
栗東新都心土地区画整理事業 |
1億1,531万円 |
1億 534万円 |
公共下水道事業 |
29億6,726万円 |
29億6,046万円 |
農業集落排水事業 |
3,348万円 |
3,347万円 |
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計 |
133億9,419万円 |
135億8,064万円 |
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●水道事業会計
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収 入 |
支 出 |
差 引 |
収益的 |
11億9,723万円 |
11億6,202万円 |
3,521万円 |
資本的 |
1億6,550万円 |
6億6,331万円 |
▲4億9,781万円 |
※資本的収入額が資本的支出額に不足する額▲4億9,781万円は、当・過年度分損益勘定留保資金などで補てんしました。 |
●市の財産
基 金 |
11億6,499万円 |
土 地 |
978,990 u |
建 物 |
216,663 u |
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■基金
基金には、年度間の財源の不均衡を調整するための基金や施設の建設など特定の目的のため資金を積み立てる基金などがあります。
本市では、新幹線新駅の建設や墓地公園の整備などの資金に充てるための基金を設置しています。
平成21年度末の基金の現在高は次のとおりです。合計で11億6499万円となりました。土地開発公社への貸付に伴い新幹線新駅建設等整備基金を取り崩したことなどにより、20年度末と比べて30億9101万円の減少となりました。
●基金の現在高(平成21 年度末現在)
財政調整基金 |
627万円 |
減債基金 |
336万円 |
東海道新幹線(仮称)びわこ栗東駅建設等整備基金 |
3,946万円 |
墓地公園等整備基金 |
2億8,806万円 |
その他特定目的基金 |
2億1,121万円 |
土地開発基金 |
6億 123万円 |
その他定額運用基金 |
1,540万円 |
計 |
11億6,499万円 |
※市民1人当たり1万7,997 円の現在高です。
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■市債
市債とは、市が道路や施設の整備などを行う場合、国や金融機関から借り入れるお金のことです。
市債には、応急的な財源の確保と、これらの施設を利用していく「将来の市民の皆さん」にも費用を負担していただくという世代間の公平性を図るという機能があります。
平成21年度末の市債の現在高は、次のとおりです。合計で627億3003万円となり、平成20年度末と比べて、20億5430万円の減少となりました。
●市債の現在高(平成21年度末現在)
一般会計 |
384億3,567万円 |
土地取得特別会計 |
26億1,509万円 |
大津湖南都市計画事業栗東駅前土地区画整理事業特別会計 |
2億4,460万円 |
大津湖南都市計画事業栗東新都心土地区画整理事業特別会計 |
6億7,281万円 |
公共下水道事業特別会計 |
184億4,834万円 |
農業集落排水事業特別会計 |
2億3,560万円 |
水道事業会計 |
20億7,792万円 |
計 |
627億3,003万円 |
※市民1人当たり96万9,088円の現在高です。
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平成22年度(上半期)予算執行状況 |
市では毎年2回、財政状況をお知らせしています。
今回は、平成22年度上半期(4月1日〜9月30日)の財政状況をお知らせします。平成22年度も年間をとおして、目的ごとに細かく決められた予算どおりに事業を計画的に進めています。 |
●特別会計執行状況 ※平成21年度からの繰越事業費は含みません。
会 計 名 |
予算額 |
収入済額 |
収入率 |
支出済額 |
執行率 |
土地取得 |
2億1,397万円 |
17万円 |
0.1% |
1億1,483万円 |
53.7% |
国民健康保険 |
51億1,525万円 |
16億8,897万円 |
33.0% |
22億2,311万円 |
43.5% |
老人医療保健 |
202万円 |
1万円 |
0.5% |
1万円 |
0.5% |
後期高齢者医療 |
4億1,476万円 |
1億2,706万円 |
30.6% |
1億4,278万円 |
34.4% |
介護保険 |
21億6,768万円 |
8億1,793万円 |
37.7% |
8億3,966万円 |
38.7% |
墓地公園 |
501万円 |
730万円 |
145.7% |
117万円 |
23.4% |
大津湖南都市計画事業
栗東駅前土地区画整理事業 |
9,278万円 |
167万円 |
1.8% |
3,787万円 |
40.8% |
大津湖南都市計画事業
栗東新都心土地区画整理事業 |
1億4,342万円 |
997万円 |
7.0% |
4,353万円 |
30.4% |
公共下水道事業 |
26億4,227万円 |
4億6,234万円 |
17.5% |
10億8,236万円 |
41.0% |
農業集落排水事業 |
3,186万円 |
123万円 |
3.9% |
1,359万円 |
42.7% |
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計 |
108億2,902万円 |
31億1,665万円 |
28.8% |
44億9,891万円 |
41.5% |
特別会計…国民健康保険のように相互扶助を目的とした事業や、下水道のように受益の程度に応じた事業は、原則として受益者たちが負担するお金で運営するため、一般会計とは別の「特別会計」になっています。 |
●水道事業会計執行状況
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予 算 額 |
収入・執行済額 |
収入・執行率 |
収 益 的 |
収 入 |
12億2,660万円 |
5億8,218万円 |
47.5% |
支 出 |
12億1,626万円 |
4億6,465万円 |
38.2% |
資 本 的 |
収 入 |
1億 354万円 |
392万円 |
3.8% |
支 出 |
4億2,418万円 |
5,460万円 |
12.9% |
※水道事業会計は、民間会社のようにその事業の収入で支出を賄う独立採算の企業会計です。収益的収支は、人件費や物件費など毎年必要な経費、資本的収支は、新しい水道管の敷設などに必要な経費のことです。 |
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22年度上半期、こんなことを実施(具体的施策抜粋)
■安心して子どもを生み育てられる環境づくり
・子育てを総合的に支援する相談窓口の設置
■教育と施設の充実
・やまのこ事業や放課後子ども教室推進事業など、教育力の向上をめざす学習機会の提供
■高齢者・障がい者・ひとり親家庭の応援
・障がいのある人の地域生活への移行促進・相談支援体制の充実
・一般就労への移行支援、在宅重度障がい者通所訓練事業の施設整備
■生活環境保全と防犯防災
・防犯のまちづくり計画、地域防災計画に基づき総合的な取り組みを実施
■地域活力の創生
・企業・工場誘致の実施
■対話と協働のまちづくり
・各学区コミュニティセンターの管理運営・支援や自治ハウスの整備支援
■行政サービス向上と経費削減
・新たな行財政改革プランを策定中
■風格都市栗東づくり
・「百年先のあなたに手渡す栗東市景観計画」を活用しての景観づくりを推進 |
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●一般会計執行状況※平成21年度からの繰越事業費は含みません。
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問合せ
財政課 TEL.551- 0100 TEL.554-1123 |
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