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 子育て情報  健康増進課 母子保健係
おしゃぶり、指しゃぶりの歯並びへの影響について
 おしゃぶりや指しゃぶりを長い間続けると、上下の前歯がかみ合わない開咬、上の歯が前に出る上顎前突などといった不正咬合になり、口腔の機能面(咀嚼、発音)、審美面、健康面などに悪影響を与えることがあるため注意が必要です。
 おしゃぶりは基本的には最初から与えないほうがいいですが、どうしても使用したい場合でも、1歳くらいで常用をやめ、その後は徐々に「卒業」させてください。
 指しゃぶりは3歳くらいまでは生理的なものですので問題はありませんが、4歳近くになっても続く場合は、やめるように指導をするほうが良いでしょう。お子さんに指しゃぶりをやめる必要があることを理解させ、自発的にやめるようにゆっくりと穏やかに導いていくことが必要です。就寝中は、無意識に指しゃぶりをするために器具(特殊な指サック、手袋など)の使用が必要な場合があります。
 おしゃぶりや指しゃぶりをやめると軽度の不正咬合の場合は、ほとんどが自然治癒します。しかし、やめる時期が遅い場合や舌癖が加わった場合、重度の不正咬合の場合は自然治癒しないことがあり、歯列矯正などの治療が必要となります。
 おしゃぶりや指しゃぶりによる不正咬合を指摘された場合は、かかりつけ歯科医師に相談してください。歯科医師の診断に基づいて、子どもの発育度合に合った指しゃぶりをやめるための 指導や治療などの必要な処置を行っていくことをお勧めします。
[ 栗東市歯科保健専門委員会]
※地域子育て包括支援センターだよりは、児童館やコミセンなどにあります。
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