江上陽子さん(49 歳・綣)
昨年12月に中国で開かれた、広州2010アジアパラ競技大会のバドミントン車いすの部に日本代表選手として出場。
■バドミントンを始めたきっかけは?
4年ほど前、会社の同僚にバドミントン教室に誘われたことがきっかけです。その同僚は、車いすのバドミントンの全国大会で優勝した人でした。以前から、何かスポーツをしたいと思っていたのですが、この教室に参加して車いすに乗ったままスポーツができることを知りました。教室がとても楽しかったので、バドミントンのチームに入部し、続けることにしました。
■普段の練習について教えてください
滋賀県立障害者福祉センターで練習している「トップシャトル滋賀」というチームに所属しています。ここで週1回練習している他、JRA栗東トレーニング・センターの体育館で週2回、湖南市内の体育館で週1回、仕事が終わってから練習をしています。
■日本代表に選ばれた感想は?
一昨年に韓国で行われた世界選手権の際は、代表に選ばれず残念な思いをしましたが、今回は代表に選ばれて嬉しかったです。でも、大会が近づくに連れてだんだんプレッシャーを感じるようになりました。
■アジアパラ競技大会はいかがでしたか?
アジアパラ競技大会はアジア大会の閉幕後、同じ会場で行われました。国際大会用の立派なコートは見ただけで体が震えました。コートに入り、自分の名前が呼ばれたときには、緊張のあまり何をやっているのかわからない状態でした。試合の感覚が戻ったのは2セット目くらいです。普段の練習でできていることが本番ではできず、悔しかったです。でも、試合後の控え室では他の国の代表選手と話すことができ、いい交流ができたと思います。
■今後の目標は?
日本選手権で金メダルを取ることが目標です。毎年出場しているのですが、今までは最高でも2位でした。優勝を目指して今後も練習に励んでいこうと思います。
バドミントンの魅力はシャトルを打ったときの音と、どこを目がけて打つか相手と駆け引きをすることだと語る江上選手。今後の活躍に注目です" |