子どもの自我と関わり |
1〜2歳児は自我が芽生えて自己主張が強くなり、要求を何としてでも通そうとします。しかし、自分の気持ちを言葉で伝えることができないため、イライラしてかんしゃくを起こします。このようなときには慌てず、怒らず、にこやかに、余裕をもって対応するのがコツです。いくらかんしゃくを起こして手がつけられないように見えても、子どもはいつも愛情を求めているのです。「受け入れてあげるよ」の表情は、子どもに安心感を与えます。子どもの人格を形成していく上では、スキンシップで満たされ、受け入れられているという安心感を持つこと、そして、安心して心を休める居場所があることがとても大切です。場合によっては気持ちを他のことに向けさせてみたり、泣きやまないときには遠くから様子を見守っていくのも方法です。
ただ命にかかわる危険なことなど無理な要求には、はっきり「だめ」と伝えることも必要です。一度「だめ」と言ったことを途中で変えて要求をかなえると泣けば何とかなると思うようになるため、笑顔を保ちながら最後まで同じ姿勢を貫き通すことが何より大事です。自分が受け入れられているという安心感が持てずスキンシップが満たされていないと、不安感の強い子どもになってしまう場合があります。好かれたい気持ちから、大人の顔色を見たりすることがありますので気をつけたいものです。 |
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