トップページ(目次)へ 
 本市ではこれまで、財政健全化に向けた対応策として、「財政再構築プログラム」および「更なる財政再構築プログラム」を策定・実施し、市民の皆さんにご協力いただきながら、実行してきました。
 しかしながら、それらのプログラム策定後に大幅な税収不足が生じてきたことから、収支の均衡を図るため、このたび「(新)集中改革プラン」の素案を取りまとめました。広報りっとう10月号に続いて、今回は具体的な素案の内容について、市民の皆さんにお知らせします。確かな財政健全化を達成し、安心な元気都市栗東をつくるため、市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。
 ■新たな財政健全化への取り組み
 本市が直面している深刻な財政課題として収支の不均衡とともに、新幹線新駅関連事業の中止による市土地開発公社の信用力低下と資金不足問題があります。(新)集中改革プランと併せて、市に大きな影響を与える公社問題の抜本的対策(第三セクター等改革推進債の活用)に取り組むことで、確かな財政健全化を目指します。
 これらの取り組みについては、市民の皆さんに詳しく説明するとともに、国および滋賀県に対して全面的な協力と支援を求めていきます。
 ■(新)集中改革プランの概要
実施期間…平成24年度〜平成26年度の3年間
改革項目数…歳入18項目、歳出75項目、合計93項目

改革効果額…歳入増加額 約3億3000万円、歳出削減額 約11億800万円、改革効果額合計 約14億3800万円(3年間の合計額)

検討項目…12件
 ■(新)集中改革プラン(素案)作成まで
 素案作成にあたっては、まず、徹底的な内部努力・内部改革を進めてきました。具体的には、「新たな財源確保」「市役所内部の行政改革」などについて、プロジェクトチームや職員提案、すべての部署、行財政改革推進本部などで、多面的な検討を行いました。内部改革に類するものの改革効果額は、約8億8500万円で全体の62%を占めます。その上で、厳しい中でも基本的な市民サービスを堅持するため、市の単独事業や公共料金について、近隣他市との比較、事務事業評価、市民視点での検証を加え、バランスの取れた改革を目指しました。それらを取りまとめた内容が、現在の素案となっています。
 ■中長期財政見通し(歳入・歳出・不足額)
 本市では毎年、「中長期財政見通し」を作成し、今後10年間の歳入、歳出の推計をしています。各年度で6億9000万円から11億8000万円の収支不足が発生すると見込んでいます。
 ■(新)集中改革プラン(素案)における歳入・歳出効果額
 ■平成24年度以降に取り組む項目
 ■今後引き続き検討する項目
 以下の「検討項目」については、引き続き市民の皆さんのご意見を伺いながら、詳細な検討をしていきます。
■検討項目
(1)歳入
 ○下水道料金の見直し(下水道会計の企業会計化後)
 など
(2)歳出
 ○各種委員会委員等の報酬・報償の見直し
 ○継続的な事務事業の見直し
 ○自治会関係補助金等の整理統合、交付金化
 など
■プロジェクトチームや職員提案による事務改善等内部検討項目
(1)歳入
 ○里道・水路の払い下げ、課税対象化等による財源の確保
 など
(2)歳出
 ○先輩職員による新入職員のサポート制度の導入による人材育成
 ○部署を越えた応援体制の更なる活用
 ○庁舎内清掃の見直し
 など
 以上のような新たな財政健全化の取り組みや、(新)集中改革プラン(素案)について、下記の日程で市民説明会を開催し、本市の財政状況、今後の財政健全化の道筋、素案の内容などについて、市民の皆さんに分かりやすく丁寧に説明します。
 市民の皆さんからのご質問やご意見をお聴きしたのち内容を再検証し、市議会での協議を経て正式な案としたいと考えています。
問合せ
企画調整課 経営改革推進室 TEL.551-0189 FAX.554-1123
トップページ(目次)へ