■発表した生活体験について教えてください |
学校の細かい校則や口うるさい先生が嫌になり、 未練なく高校を辞め、10代で結婚、出産しました。21歳で離婚。娘に「生まれなかったらよかった!」と言われたり、いろいろな苦労に直面したりする中、高校受験を嫌がる娘に、高校を中退した私からは「高校に行きなさい」とは言えませんでした。代わりに「一緒に高校へ行こう」と誘い、平成20年に親子で大津清陵高校に入学。バドミントン部に入部し、親子でダブルスを組み県大会で優勝しました。全国大会では、団体戦の準決勝で敗退しましたが、そのとき先生が「私も一緒に戦っていた」と言ってくれたことで、学校の先生への嫌悪感がなくなりました。その後、娘は結婚。娘から「生んでくれてありがとう」と言われ、泣いてしまいました。このような体験から、娘と学校、先生への感謝を書きつづりました。 |
■生活体験発表大会に挑戦したきっかけは? |
娘と一緒に高校に入学したこと、バドミントンで毎年全国大会に出場したこと、嫌いだった学校が二度目の高校生活で大好きになったことなど、“ 私が経験したことを何かの形で残したい”と卒業が近づくにつれて思うようになり、生活体験発表大会に出場することを決めました。 |
■最高賞を受賞した感想を教えてください |
受賞が決定したとき、「えっ、私が文部科学大臣賞?」と信じられなくて、胸が高鳴り、体が震えました。大会は、作文の内容と発表(7分以内)の表現力で審査されます。紙を見て作文を読み上げるより、暗記している方が評価が高くなるのですが、原稿用紙7枚に及ぶ作文の暗記は私には絶対無理だと思っていました。しかし、絶対無理ということはないと気持ちを切り替え、苦手に挑戦したことが今回の受賞につながったと思います。 |
“体験発表の通信制近畿ブロック大会で優勝を逃したことがくやしくて、作文を練り直し、暗記にも取り組んだという山形さん。全国大会へのもう一つの道である定時制通信制の県大会で優勝して全国大会出場を果たし、最高賞を受賞されました。「失敗は成功のもと」だということを強く感じたそうです。来年の春、娘と孫に見守られて高校を卒業するのを楽しみに、これからもがんばっていきたいと話してくださいました”
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