トップページ(目次)へ 
『くりちゃん元気いっぱい運動』第3弾
ありがとうが言える子育て
第1弾「早ね・早おき・朝ごはん運動(平成18 年〜)」
第2弾「きらりフル チャレンジ(平成19 年〜)」
 「ありがとう」が言えることは、よい人間関係を築き、生活や人生を豊かにしていく一生の基本になる重要な力となります。そこで、栗東市教育委員会では、この運動をとおし、「ありがとうが言える子に育てること」と、「ありがとうが言える子育て」を呼びかけています。
〇子どもを取り巻く今日的課題
 近年、子どもや若者の正義感や決まりを守ろうとする意識、人を思いやる気持ちなどが低下しているといわれます。
 子どもたちの心の荒れは、人や社会、自然との関わりが少なくなってきていることが原因の一つとされています。
〇「ありがとう」の力
 「ありがとう」は、人の力を引き出す「魔法の言葉」です。人に感謝されると、その感謝に応えようと、がんばろうとする気持ちがわいてきます。
 「ありがとう」は人と人とをつなぎます。ある家庭で一日3回「ありがとう」を伝えるようにしたところ、家庭内の雰囲気がよくなり、子どもたちも穏やかに過ごすようになったという報告があります。
 「ありがとう」を言う子は、周りの大人から賞賛されます。認められたその子は喜びと達成感を感じ、自分に自信を持つようになります。
〇「ありがとう」が響くまち
 この運動は、「ありがとう(感謝の気持ち)」を意識すること、そして言葉にする機会を多くすることを推進します。
 私たち大人が、感謝の気持ちを数多く口にすることにより、子どもたちの周りが「ありがとう」で満たされます。感謝の思いの中で育つ子は、自分の暮らす社会に安心感を持ち、自分や人を大切にする子に育ちます。
 まずは栗東から、「ありがとうが言える子育て」運動を推進し、人と豊かにつながり、たくましく、優しい心を持った子の育成を図ります。
〇ひろがっています!「ありがとう」運動(校・園編)
 5歳児のクラスで「ありがとうの花を咲かせよう」という取り組みをしています。「ありがとうと言われてうれしかったよ。」を発表し合い、壁面の木の枝に花を貼っています。「忘れ物を届けたらありがとうって言われた。」「分からない事を教えてあげたらありがとうって言ってくれた。」「あっ!ありがとうの花が咲いたよ。」といろいろなつぶやきが聞かれ、心が温かくなります。
(市内幼稚園より)
 本校では「感謝弁当の日」の取り組みをしました。普段は作ってもらった弁当を食べている生徒たちが、「今日はお母さんに『ありがとう』って言われた。」とうれしそうに感想に書いていました。
 そんな中、ある生徒が「先生、うちは逆感謝弁当なんやで。」と教えてくれました。彼女は仕事で忙しいお母さんの代わりに家事をしているのですが、今日は、お母さんが作ってくれたと言うのです。「一緒に手紙が入っていて、めっちゃ感動することが書いてあった。ほんまに泣きそうになった。うれしかった。」そんなふうに話しながら、彼女は終始笑顔でした。
 「感謝弁当の日」がそのような結果を生んだことに驚き、私も一緒に感動することができました。
(市内中学校より)
『栗東 教育きらりの日』教育講演会 −脳トレ 川島隆太教授 栗東に来たる!−
 本市では、平成19年度から東北大学の川島隆太教授に教育顧問をお願いし、『くりちゃん元気いっぱい運動』の取り組みに助言をいただいています。
 「栗東 教育きらりの日」の教育講演会では、毎年講演いただいており、本年度は11月13日(火)に葉山中学校の1、2年生を対象に講演をしていただきます。
◎ありがとうのチカラ<園と学校編>
 ありがとうにまつわるエピソード「ありがとうのチカラ<園と学校編>」を広報りっとう11月号に折り込んでいます。併せてご覧ください。
問合せ
学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149
トップページ(目次)へ
次のページへ