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 りっとうの景観を語る
 
第30回寄稿 松本 実咲

立教大学観光学部3年生
 初めまして。「若者の地方体験交流」のインターンシップ生として、栗東市に2週間ほどお世話になりました、立教大学の松本実咲です。短い期間でしたが、栗東市でのインターンシップの中で私が感じたことについて、地域外の若者という視点から書かせていただきます。
 このインターンシップでは、観音寺と安養寺の2つの地区を中心に、「景観まちづくり」に関するさまざまな体験をさせていただきました。そもそも、私がインターンシップ先として、数多くの候補地の中から滋賀県栗東市を選んだのは、栗東市が取り組んでいる、景観を切り口にしたまちづくりに魅力を感じ、実際に現場を見たい、参加したいと思ったことが始まりでした。
 そんな栗東市でのインターンシップの中で特に印象的だったもの、それは「自分の住むまちと真剣に向き合っている人々」です。
 観音寺では「もっとこうしたい」「このままではいけない」と考えている人と数多く出会いました。そうした人との会話の中で、住民の皆さんが、将来への不安など、自分たちの住むまちが抱える問題と真剣に向き合っていることは、観音寺の強みであると感じました。
 また、安養寺では、自分たちのまちをより良くしようと考え、熱心に取り組んでいる人が多くいるということ、そして何より、地域の学生が積極的にまちづくりに関わっているということに心底驚きました。
 どんなに景観がすてきな場所であったとしても、住民が無愛想であったり、まちづくりに無関心であったりしたら、その地域の魅力は半減してしまうと思います。逆にこれといった観光資源のない場所でも、人の温かさやつながりを感じられるような地域、住民が主体性を持ってまちに関わり、楽しそうに暮らしているような地域には、おのずと人も集まってくるのではないでしょうか。
 多くの人と交流しながら、栗東市の「景観まちづくり」に参加できたことは、私にとってかけがえのない経験となりました。このインターンシップで生まれたつながりを大切に、この先も栗東市のまちづくりに少しでも貢献できたらと思います。
問合せ
都市計画課 景観・まちづくり係 TEL551-0116 FAX.552-7000

◆今後の掲載予定
りっとう再発見……… 12、1、3月号
すだじいの百年日記…2月号

《栗東中学校》「食育便りの発行」
 本校では、年間を通じて『食育便り』を発行しています。歯磨きや手洗いの励行、水分補給の大切さ、体調管理、季節に応じた食べ物や栄養、弁当作りについて…など、発行ごとにテーマを設け、啓発活動を行っています。この便りを見た3年生が、先輩として後輩を指導してくれたこともあり、あらためて、直接生徒に話をして伝えていくことと、後でじっくり読んで理解を深めてくれるように紙面をとおして伝えていくこととの、両方の有用性を痛感しているところです。
 今後も、健やかな学校生活と体づくりに向け、「食」をテーマに、必要な情報を提供し続けます!
問合せ
学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149
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