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 このページは、さまざまな分野で活躍されている市民、市内のボランティア・市民活動・生涯学習などのグループを紹介するコーナーです。

武村進さん

(79 歳・高野)


竹細工職人。昨年11月、滋賀県大津・南部農業農村振興事務所が、優れた技能を持つ農村の実年・高齢者を認定する「農の匠」に、栗東市で初めて認定された。

 ■竹細工を始めたきっかけは?
 聾話学校中学部のときに竹細工を習ったのがきっかけです。私は聴覚に障がいがあり、人と話をするのが難しいのですが、竹細工は一人で集中して作業ができるので、その魅力にひかれました。仕事として30年以上にわたって竹細工を作り、退職後、平成12年からは栗東市シルバー人材センターで竹細工を作っています。
 ■どのような竹細工を作っているのですか?
 竹の皮(緑色の部分)や竹の身(白色の部分)を組み合わせて編み、かごやざるを作っています。果物の収穫に使うひも付きの大きなかごや、野菜の収穫に使う取っ手の付いたかご、買い物かごなどです。すべて手作業で作っています。
 ■以前、大量の注文を受けたことがあったそうですね
 カニをたくさん入れてゆでるかごを、80個作ってほしいと依頼されたことがありました。あまりの多さに驚いて、慌てて材料の竹を取りにいったのを覚えています。実際にカニをゆでているところは見ていませんが、私の作ったかごが活躍していると思うとうれしいです。
 ■竹細工作りを教えたことは?
 コミュニティセンターの体験講座で小学生に竹の編み方を教えたことがあります。また、滋賀県済生会看護専門学校の学生が、毎年見学に来ており、竹細工のコースター作りを体験してもらったこともあります。
 ■今後、やってみたいことは?
 新しい形の竹細工を作ってみたいと思います。私が作る竹細工は、芸術品ではなく実用的なものです。栗東には農家が多いので、実用的なものを作り、皆さんに使ってもらいたいと思っています。

 “武村さんが作った竹細工は各種イベントや栗東市シルバー人材センターなどで購入できます。”

問合せ…栗東市シルバー人材センター TEL.552-4001 FAX.552-5197
市では、携帯電話用ホームページを開設しています。
アドレスは、
http://www.city.ritto.shiga.jp/mobile/
です。右のコードからもアクセスできます。
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