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りっとう再発見 栗東に残る日清戦争
 栗東市川辺の南平・下味にある南平古墳群で宅地開発の事前発掘調査が行われ、南平1号墳が古墳時代前期末(4世紀後半)の前方後方墳であることが確認されました。1号墳は全長約50m、幅は最大24m。後方部にあたる墳丘南側斜面に残っていた直線に並ぶ葺石により前方後方墳と判明しました。
 高さ約4mの後方部頂上からは、丸太をくりぬいて作った割竹形木棺の周囲を粘土で覆った埋葬施設の「粘土槨」が見つかりました。
 古墳時代前期の大規模な前方後方墳が発掘調査されるのは珍しく、旧栗太郡では初めて。県内で典型的な粘土槨が発掘調査されたのは名神高速道路建設時の昭和35年以来52年ぶりです。
 粘土槨は一部欠損していましたが、長さ約6m。副葬品は青銅製の内行花文鏡1面と鉄剣5振りのほか、斧や鋸、カンナなどの鉄製工具類6点が出土しました。古墳時代前期の鋸は全国的にも数が少なく貴重なもので、長さ33cm、幅4cm、厚さ1mm。さびていますが、肉眼でも細かい歯が観察できます。このような薄い作りの鋸が1600年以上の間原形を保っていたのは、丁寧に粘土で覆われていたからでしょう。
 南平1号墳が見つかった安養寺山麓では古墳時代の400年間を通じて古墳が築かれています。旧栗太郡の平野を一望に見渡せる安養寺山が、豪族たちの聖地であったことがうかがえるのです。
問合せ
栗東市出土文化財センター TEL.553-3359 FAX.553-3514

◆今後の掲載予定
りっとう再発見…1、3月号
すだじいの百年日記…2月号

《大宝幼稚園》『親と子と園との「つながりのーと」』
 本園では、子どもたちの生活習慣の定着を願い、月ごとの目標を決め、家庭と連携して『つながりのーと』の取り組みを進めています。各家庭では、親子で約束を決めたり、楽しかったできごとを色ぬりカードに記入したりして、親子の会話を楽しみながら一日を振り返り、親子のふれあいの良い機会としています。また園では、ノートに記入された家庭からのコメントをとおして子どもたちの姿を知ることができ、園での指導に生かしています。
 これからも子どもたちの健やかな成長を願い、『つながりのーと』の取り組みを家庭と連携して進めていきたいと思います。
問合せ
学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149
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