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 このページは、さまざまな分野で活躍されている市民、市内のボランティア・市民活動・生涯学習などのグループを紹介するコーナーです。

中井 あけみさん

(63歳・下戸山)


6月に食育推進ボランティア表彰(内閣府特命担当大臣表彰)を受賞。農業体験指導、料理教室やパン作りを通じて、農業や食の魅力、大切さを伝える活動を行っている。

 ■活動を始めたきっかけは?
 もともと料理が好きでした。金勝小学校で給食配膳員として働いていたとき、学校の先生に料理を教えてほしいと頼まれ、教えるようになりました。教えるなら、自分もしっかりと学ばないといけないと思い、料理やパン作り、お菓子作りを習いに行くようになりました。
 ■東坂で朝市をされているそうですね
 東坂の農家の皆さんと、毎週土曜日に朝市を開いており、野菜や花、私が焼いた天然酵母パンなどを売っています。朝市でお客さんと話をする中で、農業を体験したい、パンを焼いてみたいという話が出て、いろいろな活動が生まれました。
 ■農業体験のことを教えてください
 朝市のお客さんに田植えを体験してもらったことがきっかけで、広がっていきました。田植え、草取りや稲刈りなど、米作りのさまざまな過程を体験してもらっています。ほかに、ソバ栽培の体験もやっており、収穫したソバを使った年越しそばづくり体験も、毎年大晦日に行っています。
 ■自宅に手作りの石窯があるそうですね
 夫が作り始めたものなのですが、朝市のお客さんがレンガ積みを手伝ってくれ、皆さんの協力のおかげで完成しました。この石窯で、天然酵母パンのほか、ピザなども焼いています。
 ■今後やってみたいことは?
 農業の楽しさを伝え、農業に関心を持ってもらいたいと思っています。そのために、地元の農産物を使っていろいろなことに挑戦してみたいです。パン、そば、うどん、みそ作り、新しい料理など、常に新しいことに挑戦したいと思います。

 “活動を通じて、人とのつながりがどんどん広がり、多くの人の笑顔に出会い、刺激を受けているという中井さん。無理せず、自然体で「農から始める食育」に取り組まれています。”

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