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 りっとうの景観を語る
 
第34回寄稿 野邑 辰治

栗東市街道百年ファンクラブ 会員
公益社団法人滋賀県建築士会 会員
一級建築士
歴史と現在と未来
 建築設計事務所に勤務していることもあり、景観やまちづくりにも興味があったことから、栗東市景観条例制定の説明会に参加し、これをきっかけに栗東市街道百年ファンクラブの一員となり、栗東市での活動が始まりました。それから、栗東市内各地でたくさんの人と出会い、小さな足跡をいくつか残しています。
 まず、観音寺地区での『間伐材』を使った取り組みでは、素人でも製作できる間伐材ベンチキットを作ろうとデザインし、観音寺まちづくりグループの「天水木族」の皆さんとともに、間伐材を山へ取りに行き、製材し、製作を行いました。
 次に、旧街道の景観を取り戻すための一つのアイデアとして提案させていただいた『板塀プロジェクト(ブロック塀を板塀風に改修するプロジェクト)』が、昨年岡・目川地区で開催された「東海道ほっこりまつり」で地元の皆さんや龍谷大学の学生さんたちの手によって実施されました。このプロジェクトには賛否両論があると思いますが、旧街道筋の景観について考えるきっかけになればと思っています。
 そして、現在取り組もうとしているのが六地蔵地区の『旧和中散本舗(ぜさいや)』の利活用です。今でも住まわれている建物で、かつ文化財でもあり、保存(修繕)・活用など難しい面も多々ありますが、旧東海道筋の重要な建物であり、なんとかせねば…との思いがあります。3年前に、「ぜさいや」の看板レプリカを「千人彫り」にて制作しましたが、お披露目の際のご当主の笑顔が忘れられません。
 まちづくりというものは、本来は地元の皆さんに行っていただくのがいいと私自身は考えています。やはり、そこに住むことで生まれるつながりや愛着など、私たち外者にはかなわないことがたくさんあるからです。
 私は建築士ですので、特に建築物などを中心にまちづくりに関わり、また、今までにつながりを持たせていただいた皆さんや地域をつなぐ役目ができればと思っています。
 栗東市がさらに住みやすく、そして誇れるまちになっていくことを願っています。そんなまちになるように私たち自身の手で創っていきましょう。
問合せ
都市計画課 景観・まちづくり係 TEL551-0116 FAX.552-7000

◆今後の掲載予定
りっとう再発見………12、1、3月号
すだじいの百年日記…2月号

《大宝東小学校》「大東小体力アップ大作戦」
 大宝東小学校では、健やかな体づくりのために「早ね・早おき・朝ごはん運動」をとおして基本的生活習慣の確立を目指すとともに、体力向上のために「大東小体力アップ大作戦」に取り組んでいます。
 まず、体力調査に慣れることが必要だと考えた子どもたちは、児童会活動を中心に「大東スポーツテストチャレンジ」を実施しました。「練習したから去年より記録がよくなった。」と子どもたちは満足そうに体力調査を終えました。今後は、「大なわ大会」や「業間マラソン」などを実施し、体力向上に努める予定です。また、保護者宛に体育通信を発行し、家庭と協力しながら運動習慣の定着を目指します。
問合せ
学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149
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