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 このページは、さまざまな分野で活躍されている市民、市内のボランティア・市民活動・生涯学習などのグループを紹介するコーナーです。

近藤 寛子さん

(47歳・小野)


平成25年10月に東京都で開催された第13回全国障害者スポーツ大会の陸上競技に滋賀県代表として出場し、800m走で優勝、1500mで第2位に入賞。

 ■陸上競技を始めたきっかけは?
 網膜色素変性症という病気のため、視野が徐々に狭くなって外出が怖くなり、家に引きこもるようになりました。そのようなときに障がい者スポーツのことを知り、家に閉じこもっているのが嫌だった私は、陸上競技の練習に参加してみました。
 ■練習に参加していかがでしたか?
 初めて参加した練習では、100m走るのも大変でした。しかし、参加者みんなが元気でいきいきしていて、明るい雰囲気だったことが気に入り、私も陸上競技を始めることにしました。平成17年からは、滋賀県障害者スポーツ大会や各地のマラソン大会に出場しています。
 ■初出場の全国大会はいかがでしたか?
 大会4カ月前に疲労骨折をしてしまい、大会2週間前までは練習もできない状態でした。いい状態で臨めた大会ではありませんでしたが、伴走など、練習に付き合ってくれた家族や仲間の支えもあって入賞でき、とてもうれしかったです。
 ■普段の練習は?
 現在は、週に3〜5日練習しています。自宅から金勝方面への約12kmのコースが中心ですが、土日は大阪の長居公園で練習することもあります。毎月200km〜300kmくらい走っています。
 ■今後の目標は?
 2014年10月の仁川(韓国)でのアジアパラ競技大会出場をステップに、2016年のリオデジャネイロパラリンピックへのマラソンでの出場を目指しています。現在は候補種目である女子マラソンが正式種目に採用されるよう、女子強化指定選手の一人として世界へアピールしていきます。そして2020年の東京大会でも走れたら最高です!

 “障がい者スポーツと出会い、走ることが生きがい、元気のもとになったという近藤さん。パラリンピック出場を目指し、これからもがんばってください。”

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