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りっとう再発見 栗東に残る日清戦争
 栗東歴史民俗博物館では毎年1月と2月に、2つの子どもたちの作品展が開催されます。栗東市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校、県立聾話学校の幼児・児童・生徒の図工・美術・書写の作品から、特選作品が展示される「栗東市青少年美術展覧会」と、滋賀県内の幼児・児童・生徒を対象とした、滋賀県教育美術展の特選作品が展示される「滋賀県教育美術展」です。開催期間中は、作品を作った子どもたちやその家族など、多くの人が来館し、博物館がにぎやかになります。
 平成26年は、これらの作品展の開催時期に、洋画家国松桂渓(1883〜1962)と日本画家西田恵泉(1902〜1980)の作品を紹介する、特集展示「国松桂渓と西田恵泉」を開催します。
 国松桂渓は、栗太郡葉山村出庭(現在の栗東市出庭)に生まれました。京都の聖護院洋画研究所、関西美術院に学び、浅井忠や鹿子木孟郎に師事し、文部省美術展覧会、帝国美術院展覧会への入選を重ねていきます。大正5年(1916)には浅井門下の同人会の結成に参加し、関西美術界の改組に取り組むなど、大正期の京都洋画壇を代表する1人でもありました。
 西田恵泉は、栗太郡大宝村綣(現在の栗東市綣)に生まれました。日本美術学校、京都市立絵画専門学校に学び、大正14年(1925)からは堂本印象に師事しています。昭和3年(1928)の第9回中央美術展への入選を皮切りに、以後、帝国美術院展覧会、文部省美術展覧会、日本美術展覧会への入選を果たし、昭和10年(1935)に郷里に戻ったのちは、洋画家野口謙三らとともに美術研究団体の結成と組織化を図り、現在の滋賀県の画壇の基礎を築き上げていきます。
 恵泉の晩年の代表作として挙げられるのが、昭和50年(1975)制作の「安養寺山からの眺望」です。この作品は、同年開催された全国植樹祭の会場となった栗東町(当時)が、昭和天皇をお迎えするにあたり、恵泉に制作を依頼した天覧画で、栗東の街を中心に、遠くは琵琶湖や湖西の山並までが描かれています。特集展示「国松桂渓と西田恵泉」には、この作品も出陳します。

※特集展示「国松桂渓と西田恵泉」は、1月11日(土)から2月16日(日)まで開催します。栗東市青少年美術展覧会は1月31日(金)から2月2日(日)まで、滋賀県教育美術展は2月7日(金)から16日(日)まで開催されます。

問合せ
栗東歴史民俗博物館 TEL.554-2733 FAX.554-2755

◆今後の掲載予定
すだじいの百年日記…2月号
りっとう再発見…3月号

《大宝西小学校》「元気いっぱいの大西っ子を目指して!」
 本校では、体力づくりの一環として、本年度もマラソン大会に向けた8分間の「ランランタイム」に取り組みました。子どもたちは、大会前日までの約3週間、一人ひとりが目標を立てて走り続け、全校のみんなで体力づくりに励みました。
 また、生活リズムを整えるために、家庭で起床・就寝時刻の目標を立て、年4回の「『早ね・早おき・朝ごはん』チャレンジカード」にも取り組んでいます。
 これからも、運動する機会の充実と基本的な生活習慣の確立をとおして、元気いっぱいの大西っ子を目指します!
問合せ
学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149
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