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りっとう再発見 栗東に残る日清戦争
 昨年12月8日、栗東歴史民俗博物館で調査報告会「古代近江の鉄生産〜栗太郡における製鉄技術の背景〜」を開催しました。報告会では、報告者と60人の参加者が熱い議論を交わしました。旧栗太郡の瀬田丘陵では、飛鳥時代から奈良時代にかけての大規模な製鉄遺跡が見つかっていて、鉄の一大産地となっていたことが分かっています。この瀬田丘陵の鉄生産を支えたのが、古代豪族の小槻氏です。小槻氏の祖神は、市内下戸山の小槻大社に祀られており、栗東を本拠地として活躍した豪族として知られています。
 ところで小槻氏は、『古事記』に小月之山君として登場しますが、「山君」は山林資源の管理を重要な基盤とする氏族であり、製鉄の燃料となる材木の伐採や木炭の製作管理、さらには鉄鉱石の採掘などにも大きな役割を果たしたと思われます。
 さて、この小槻氏について平成19年、20年に発掘調査を行った手原遺跡で重要な発見がありました。それは「山」と墨書された奈良時代の土器が37点も発見されたのです。この「山」の文字は小月之山君の山とも考えられます。手原遺跡では、「君」と同じ姓(古代氏族の称号)を表す墨書土器「連」が4点出土しているので、その可能性は高く、大変興味深い発見といえます。
問合せ
栗東市出土文化財センター TEL.553-3359 FAX.553-3514
《栗東西中学校》「心身ともに健康な生徒を目指して」
 本校では、夜更かしや朝食の欠食など、生活習慣の乱れが主な原因と思われる体調不良で保健室へ来室する生徒が多く、6月に実施した「ふだんの生活習慣アンケート」の結果でも、起床時刻の遅さや基本的生活習慣の乱れが課題となっています。そこで昨年12月、時間的にも余裕があり、リズムを取り戻す絶好の機会である冬休み前に、「早ね・早おき・朝ごはん」の大切さについて生徒自身が考えられるよう『保健だより』を配布しました。
 これからも、基本的な生活習慣について生徒自身が見直し、心身ともに健康な生活を送れるよう、保健だよりの配布をとおして生徒や家庭に働きかけていきたいと思います。
問合せ
学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149
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