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りっとう再発見 栗東に残る日清戦争
 今回は、平成24年から25年に実施した、下鈎東・蜂屋遺跡の発掘調査で発見された古代の銅銭を紹介します。
 銅銭が出土したのは、掘立柱建物の柱穴やその周辺に掘られた9カ所の穴です。陶器に5枚から10枚を入れたり、ひもにとおしてじかに埋められたりしていて、その総数は195枚に上ります。掘立柱建物を建築する際の地鎮祭祀で土地の神に捧げたとみられます。
 銅銭は奈良時代から平安時代にかけて鋳造された皇朝十二銭で、11番目の延喜通寶(907年初鋳)と12番目の乾元大寶(958年初鋳)です。ひもにとおした状態でさび付いていて文字が判読できないものも多くありましたが、すべて直径約1.9cm、厚さ約1mmであることから、いずれもこの2種類と思われます。
 銅銭を入れた陶器は4点で、緑色の上薬をかけた緑釉陶器2点と灰色の上薬の灰釉陶器2点で、そのうち緑釉陶器2点は希少価値の高い持ち手の付く水差しです。
 このように多量の銅銭や高級陶器を用いた地鎮祭の痕跡は、この地に財力のある豪族が存在していたことを裏付ける貴重な発見になりました。
問合せ
栗東市出土文化財センター TEL.553-3359 FAX.553-3514

◆今後の掲載予定
りっとう再発見…7、8、9、11、12、1、3月号
すだじいの百年日記…6、10、2月号

《大宝西幼稚園》「○○組の素敵なところを紹介します!」
 大宝西幼稚園では、給食の時間に「○○組の素敵なところのお話」を放送しています。
 先日、砂場の遊具を片付けていた友達に「きれいにしてくれてありがとう。」と話しかける子どもの姿を紹介したところ、「ありがとうって言われてうれしかったね。」「うれしい気持ちになったね。」と喜ぶ子どもたちの姿が見られました。
 今後も「ありがとう」を伝え合う姿を「子どもたちの素敵なところ」として紹介し、保護者にもその様子を知らせ、園でも家庭でも「ありがとう」の気持ちを大事にしていけるよう取り組んでいきます。
問合せ
幼児課 TEL.551-0424 FAX.551-0149
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