トップページ(目次)へ
 りっとうの景観を語る
 
第35回寄稿 田中 義信

市役所前いちょう通り振興会 会長
ずっと住み続けたい地域にするために
 私たち振興会は、市役所前いちょう通り周辺にある店舗で構成された商店街組織で、地域の活性化に取り組んでいます。 また、景観形成を通じた地域の活性化や絆づくりに取り組んでおられる安養寺景観まちづくり協議会の活動に参画し、安養寺地区のにぎわいや魅力・活力の再生にも取り組んでいます。
 今、時代は大きく変わり、地域の活性化は言うまでもなく、防災・防犯の面でも、自分のまちの事は自分でやるという考えが必要です。しかし、昨今の人間関係は希薄になり、他人の事には無関心、自分の事はほっといてくれという風潮があります。人口が減り、高齢化が進む中、このような考え方では住みにくく、危険と隣り合わせの街となってしまうように思います。
 そうした中、約25年前に設置した市役所前いちょう通りの街路灯が、老朽化による危険な状態で、対策が必要であったことから、国・市の補助金と地元協賛金を資金に、再整備を計画しました。 厳しい経済環境や地元商店減少の中、協賛金集めも厳しい状況でしたが、ともに安養寺の再生に取り組んでいる協議会の副会長(安養寺東、西、南区、北区の自治会長)が「地域の安全・安心のためなら」と、地域住民に募金を呼びかけてくださるなど事業に協力をいただき、道路などを照らすためのものだけでなく、まちの風景の一部となるデザインにもこだわり、景観に配慮した街路灯設置を進めております。
 これまで、商業者と自治会、地域住民の皆さんとは店とお客様という関係以外にそれほど密接なつながりはありませんでした。しかし、今回の事業を通じ、地域を良くしたい、という共通認識の中で、同じ地域に住む人や商いする人などが立場を越え、力を合わせてまちづくりに取り組む事が、これからの地域の活性化やずっと住み続けたい街の実現に必要な事だとひしひしと感じました。
 私たち振興会も「商いを通じて、どのように地元に貢献して行くのか」を常に考え、これからも、地域の活性化に向けて精一杯取り組みます。
問合せ
都市計画課 景観・まちづくり係 TEL551-0116 FAX.552-7000

◆今後の掲載予定
りっとう再発見………7、8、9、11、12、1、3月号
すだじいの百年日記…10、2月号

《葉山小学校》「大切に育ててくれてありがとう!」
 「お母さんは一生懸命におなかの中の自分を守りぬいてくれたのだなあ。1日1日ぼくを傷つけないように気をつけてくれてありがとう。」「赤ちゃんが生まれてくる確率は250兆分の1しかないから、自分が今生きていることはすごいことで、命を大切にしなければならないと分かった。だから今まで育ててくれた人たちに感謝したいと思った。」  これは、助産師 齋藤智孝先生の「命の学習」後の子どもたちの感想です。命の誕生の神秘さ、自分の誕生を心待ちにしていた人々の愛情にふれ、自分が今生きていることに「ありがとう。」と素直に思えたひとときでした。
問合せ
学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149
トップページ(目次)へ
次のページへ