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 このページは、さまざまな分野で活躍されている市民、市内のボランティア・市民活動・生涯学習などのグループを紹介するコーナーです。

シュリット・カトリーヌ・カウィランさん

(28歳・済生会滋賀県病院勤務)


経済連携協定(EPA)に基づく県内初の外国人看護師。看護師国家試験に合格し、この春より、済生会滋賀県病院の内科病棟に勤務中。

 ■フィリピンから日本に来られたきっかけは?
 父の兄弟が看護師をしており、その姿を小さいころから見ていて、医療の道を志しました。母国のフィリピンで看護師として働く中で、医療技術が高い日本でぜひ学んでみたいと思い、平成23年5月に日本に来ました。
 ■看護師国家試験の勉強は大変ではなかったですか?
 来日してから、済生会滋賀県病院に看護補助者として勤務し、午前中は仕事をし、午後から看護師国家試験の勉強をしました。試験は日本語ですので、頑張って勉強しました。日本のアニメを見たり、栗東国際交流協会主催の日本語教室にも通いました。平成25年に准看護師試験、そしてこの春、看護師国家試験に合格することができましたが、一番多いときで1日15時間勉強しました。
 ■試験に合格された時の喜びも大きかったと思います
 経済連携協定(EPA)の関係から、今回が最後のチャンスでしたのでプレッシャーも大きかったです。合格した時は、喜びをフィリピンの家族に報告しました。患者さんや職場の皆さんも温かく祝福してくださり、とてもうれしかったです。
 ■春から看護師として勤務されていかがですか?
 やはり、責任が重くなりました。患者さんが「ありがとう」「来てくれてよかった」とおっしゃってくださる時は、「日本に来てよかった」と実感します。
 ■今後の夢は?
 このまま、腎臓内科で技術を高め、技術を母国にも伝えたいです。もっと日本語の勉強をして、日本で頑張り、フィリピンにいる家族を日本に呼び、一緒に暮らしたいです。

  フィリピンに夫や娘二人を残して来日されたカトリーヌさん。「テレビ電話もあるし、皆さんが温かいから寂しくありません」という前向きでやさしい笑顔が、患者さんや職場を明るく照らしています。

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