活動を始めたきっかけ
戦前から戦後にかけて、草津線を力強く走り続け、輝かしい業績を残してきたSL(蒸気機関車)。町民の皆さんの強い思いにより、昭和47年、手原駅の開業50周年記念として、旧国鉄がD51型403号機の蒸気機関車を栗東町に貸与。昭和49年、現在の場所に移されました。当時は市内の旧国鉄職員が中心となり保存活動を行ってきましたが、高齢化により活動が難しくなり、平成21年、市が栗東市シルバー人材センターに清掃などを依頼。SLを清掃したセンターの会員たちが「自分たちの手で栗東のシンボルを守り続けていこう」とボランティアでの活動が始まりました。
現在の活動内容
現在のメンバーは27人。旧国鉄職員やSLを愛するメンバーが集います。毎月、第2土曜日にSL周辺のごみ拾いをするとともに、年3回はSLの大掃除を実施。10月14日の「鉄道の日」などにメンバーが集合し、廃油を使ってSLを丁寧に磨きあげます。定期的な清掃により、SLは今も美しい姿で、訪れる人々を迎えてくれています。
ひとことメッセージ
D51型蒸気機関車は日本を代表する蒸気機関車です。痛みの目立つ箇所もあり、高い所での清掃は高齢化が進むメンバーにはきつい部分もありますが、「栗東の地域資源を守り、発信したい」との思いで頑張っています。11月15日に開催される「手原駅リニューアルフェスタ」では、このSLの詳しい説明をします。皆さんぜひ、栗東が誇る素晴らしい地域資源を見に来てください(詳しくは折り込みチラシをご覧ください)。 |