四季折々の花で、人々の心を癒す華道師範 |
■生け花を始めたきっかけは? |
実家はお寺で、父が華道の講師であった影響で父が亡くなった後、お弟子さんから指導を受け、女学校2年より修行の道に入りました。結婚以来、毎月2〜3回大阪の未生流の家元に弟子入りして、子育ての合間に花と音楽で楽しい日々を過ごしていました。一本の立木や一株の草花の姿に、自然の美があり、その美しさを表現できることが生け花の魅力です。 |
■市役所の玄関に生けてくださっている花も評判です
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昔、交通安全活動に取り組む、栗東市交通安全家族会(母の会)の立ち上げに携わり、庁舎に行く機会が多くなり、庁舎が殺風景だったこともあり、玄関を美しい花で飾ろうと、昭和47年からボランティアで花を生けるようになりました。以来、毎週1回、家にある季節の花々を生けています。
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■淡海荘でもボランティア活動されていますね |
庁舎に花を生け始めた頃、日本赤十字奉仕団の一員として淡海荘を訪問しました。その時、「場が明るくなれば」と、一輪挿しを生けたのですが、とても喜んでいただきました。以来、毎月、1回訪問しています。用意してくださっている6杯分の花に、淡海荘に咲いている花を加えて、7〜8杯にして、飾ります。置いてある花は毎回違いますが、経験や感覚をいかし、自然の花を足してアレンジしています。心待ちにしてくださる人も多く、生けに行く日は私も楽しみです。
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■年齢を感じさせず、エネルギーに溢れておられます |
生け花もそうですが、今まで楽しみながら、いろんなことに挑戦してきました。淡海荘では、お花に加えて、春と秋の年2回、お茶席も設け、ハーモニカ演奏を楽しんでもらっています。曲は主に童謡で、職員がオルガンを弾いてくださり、私がハーモニカを吹きます。高校の時に、音楽部を立ち上げたこともあるんです。皆さんの喜ばれるお顔がうれしく、励みになっています。今後も、人に喜んでいただける活動ができたらと思います。 |
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