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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

山内 麻吏江さん

(18歳・岡)


県内高校で唯一の女子野球選手。「野球がしたい」と栗東高校野球部に入り、7月の練習試合で引退を迎える。日本野球連盟の規定により、公式戦の出場はできなかったが、仲間と練習に励んできた。


仲間とともに野球に打ち込んできた栗高女子選手。
 ■野球を始めたきっかけは?
 小学校4年生の夏に地元のスポーツ少年団「治田少年野球」に入っていた男子の友人に誘われて、練習に参加しました。その時、とても楽しいと感じたのがきっかけけです。中学校では、陸上部に所属しましたが、野球のことがずっと頭の中にありました。「高校に入ったら、絶対に野球をしよう」と考え、野球ができる環境のある高校を探し、栗東高校を選びました。栗東高校に女子部員はいませんでしたが、思いを伝え、受け入れていただくことができました。
 ■栗東高校野球部での思い出は?
 守備位置は二塁手です。冬はマラソンなどもあり、決して楽ではない練習を重ねてきました。試合でボールがあたって負傷し、口の下を縫ったこともあります。それでも楽しさの方が大きく、打席が得点に結びついた時はとてもうれしいです。
 一番印象に残っているのは、7月の引退試合です。監督が特別に背番号「21」を用意してくださり、先発フル出場しました。チームが一丸となれた試合で、私自身もヒットを打つことができました。終了後は、3年の部員みんなから「サプライズ」で手紙をもらいました。私がいるから頑張れたと書いてあり、うれしかったです。私もみんなに助けられ、励まされてきました。部活動以外でも、一緒に遊びに行くほど仲がよく、かけがえのない仲間です。
 ■今後の夢は?
 「治田少年野球」に入る前に、父から急に「グローブ、何色がいい?」と電話があり、青色のグローブを買ってきてくれたのが今でも心に残っています。いつも見守ってくれる家族に感謝しています。昨年の秋から、兵庫県の女子野球クラブチームにも所属しています。今後も野球を続けていきたいですし、将来は、スポーツトレーナーとして選手を支える側にも立てたらと思います。
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