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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

松尾 芳さん

(39歳)


綣にある「Cafe Felice」のオーナー。「地元産の食材をおいしく」を信念に、栗東の特産品「栗東いちじく」を使ったプリンやタルトなどを開発。「栗東いちじく」の栽培25周年を記念し、9月に開催された「りっとう無花果コンサート」では、「家庭でもできるおいしいスイーツ」として、いちじくジャムを使ったザッハトルテ(写真)を作り、レシピを公開。


栗東いちじくの魅力をスイーツに載せて
 ■栗東いちじくでお菓子を開発しようと思ったきっかけは?
 以前、商品開発の仕事に携わっていましたが、よい地元産食材があるのに、他の有名な地域の食材が優先されていました。地元産食材のおいしさを伝えたい思いから、3年前に自分でカフェを開店しました。
 当初から栗東いちじくはコンポートやタルトにしていましたが、せっかくの特産品をもっとPRすることができないかと、試行錯誤を重ねました。いちじく生産組合の皆さんは、傷つき規格外となった、いちじくを潰し、冷凍保存されていました。それを活用しようと生まれたのが、いちじくプリンです。いちじくとココナッツオイルが調和した美容にもよいプリンで、年中いちじくのおいしさを味わってもらうことができます。
 ■楽しい企画もされていますね
 昨年は、「歌と栗東いちじくで祝うクリスマスコンサート」を開催しました。また、今年の「りっとう無花果コンサート」では、スポンジの間に栗東いちじくジャムを塗り、皇妃エリザベートが愛したザッハトルテを作りました。
 店名の「フェリーチェ」は、イタリア語で「幸せ」の意味です。体を作る「食」は大切で、おいしいものを食べると元気になります。食べた人が「おいしい!」と幸せになってくださるように頑張っています。また、生産者にも、味わう皆さんの幸せな姿を伝えることができたらと思っています。子どもたちが保育園に通う頃、いちじく畑で生産者の皆さんとふれあっていると話してくれていました。私にとって、いちじくは、あたたかなイメージ。生産者の皆さんへの感謝を込めながらおいしさを届けています。
 ■今後の夢は?
 例えば、県の「環境こだわり農産物」認証も受けている安全・安心な栗東いちじくは、ハウス栽培されていることから、皮ごと食べることができます。そのような情報を小さい店舗だからこそ、直接、味わう皆さんに伝えることができます。今後も積極的に地元にあるよい食材を皆さんに届けながら、情報発信していきたいです。
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