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うますぎる栗東を広げていこう
 従来のFacebookを一新して、4月24日にスタートした栗東市のFacebook「うますぎる栗東」。「りっとうミツケーター」と呼ばれる市民の皆さんが市民目線でまちの魅力を発信しています。
 「今の場所に住み続けたい」と思う市民が7割にのぼる栗東市※。その良さはどこにあるのでしょうか。今月はまちの魅力を発信する取組みから、栗東の魅力を考えます。
市民が思う栗東の魅力は?1年生の家族にインタビュー
 治田東小学校の入学式で、皆さんが思う栗東の魅力を聞きました。
 「田んぼ」「のどかさ」「のんびり」「自然」「ほどよさ」「田舎」「おいしいもの」などの言葉から、豊かな自然の中で、穏やかに日々の生活を楽しむ皆さんの姿が見えてきます。

ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました
※平成28年10月の「栗東市総合計画等に関する市民アンケート調査」から
栗東ロテリアで国を超えて伝わる魅力
※子どもたちにも人気の「栗東ロテリア」の貸し出しは栗東国際交流協会 (TEL.551-0293)へ。
 「外国籍の人にも、まちの魅力を分かりやすく伝えたい」という思いから作製され、誰もが楽しめる栗東ならではのゲームがあります。
 栗東国際交流協会が作製した「栗東ロテリア」は、観光名所や特産品を楽しく簡単に学ぶことができるカードゲームです。

名所や特産品を集めたメキシコのゲームをヒントに
 ロテリアは、メキシコ発祥のカードゲーム。絵札が読み上げられ、手元にある絵がすべて読み上げられれば、「ロテリア!(大当たり)」と宣言します。
 「栗東ロテリア」の始まりは、栗東国際交流協会の小松原賢治さんのアイデア。平成24年、チワワ(メキシコ)でのホームステイ時に地域の名所や特産品を集めたチワワ独自のロテリアを贈られた小松原さん。これをヒントに、「親善交流や外国籍市民のために、もし、栗東版の『ロテリア』があれば、まちをもっと分かりやすくPRできるのではないか」と協会に提案しました。
 提案を受け、協会では、平成25年、プロジェクトチームを結成。まちの魅力を考え、集めることから始め、平成26年、すべてに英文が添えられた「栗東ロテリア」が完成しました。姉妹都市・アメリカのバーミングハム市にも寄贈され、現地でも親しまれています。
まちの良さの再発見につながった
 「ここに登場する54の魅力の中には『なまず公園』など、あまり知られていない名所もあります。候補に上がった料理を試食したり、写真撮影に行ったりとみんなで力を合わせて作り上げたので、私たち自身が栗東の良さを再発見することにつながりました」と語る小松原さん。
 協会では、名所を巡るハイキングも開催。「遊んだ後、栗東を歩くのが楽しい」「より栗東が好きになった」と、まちの魅力が多くの皆さんに広がっています。
栗東に通い続けた高橋さん「人のあたたかさが魅力」
 龍谷大学2回生の時、岡・目川地域の交流拠点「かたつむ邸」へ行きました。地域の人から聞くまちの話題に、「まずは知ることが大切」と自主的に市内各所を訪れ、多くの人と知り合うことができました。まちの皆さんは、いつもあたたかく受け入れてくださったので、栗東が大好きになり、通い続けました。
 栗東の魅力は「人のあたたかみ」にあるのではないでしょうか。「いちょうまつり」「はなもも市」などのイベントも知っている人の顔が思い浮かび、その人たちがあたたかいからこそ、参加したり、お手伝いしたいと思うのだと感じます。
 また、東大阪市出身の私にとって、専光寺のイチョウや金勝寺のあかりの演出は、地元では体験したことがないものなので印象的です。まちの多くが魅力的で、まるでふるさとのような栗東。いつまでも、あたたかであり続けてほしいです。
Facebookの冒頭にあるカバーのイメージ。イラストは、魅力を探し、発信するミツケーターのイメージが描かれ、写真は、ミツケーターの撮影写真で展開されます。「うますぎる栗東」は、市ホームページからも見ることができます。
 「うますぎる栗東」は市民と行政がともにまちの魅力を発信する、県内初めての協働型Facebookです。
 「りっとうミツケーター」と呼ばれる市民の皆さんが栗東の「うまい!」を見つけながら、より素敵なまちをつくっていきます。
やっぱり栗東が好き!市民記者が魅力を発信
 新しいFacebookのコンセプトは「栗東のヒト・モノ・コト」に出会えるページです。
 投稿する市民の皆さんは、19歳から78歳までの約30人。昨年10月の公開講座を始まりに、協働型Facebook講座を受講し、文章や写真などプロによる実技講座で基礎となる技術を学んだ市民記者です。年齢も職業もさまざまですが「栗東が好き」というところが共通点です。
 Facebookのデザインや名称などは、本市在住のグラフィックデザイナー吉田光さんが考案。受講生が感じる栗東のイメージをもとに、名称は「うますぎる栗東」、市民記者は「りっとうミツケーター」と名付けられました。
栗東の素敵を見つけることから始める
 「知名度の高いJRA栗東トレーニング・センターの『馬』に限らず、『上手い!』『美味い!』『旨い!』など栗東には、いろんな『うまい!』があります。そんな栗東の『うまい!』をミツケーターの皆さんが見つけ、発信できたらという思いで制作しました」と語る吉田さん。
 「『りっとういいな!』『なかなか よしよし』『ちょうどいい』など皆さんのイメージから栗東には『ちょうどいい』という心地の良さのようなものがあります。でも、その良さが具体的に何なのかが分からない部分もあります。その良さを探しに行くことからはじめ、『こんな素敵、見つけたよ!』と発信する。これから、このFacebookを本当の『うますぎ!』にしていくのは、私自身も含め、ミツケーターの皆さん一人ひとりです」と吉田さんは続けます。
あちこちにある魅力を共有し、まちに広げよう
 「ここに登場する54の魅力の中には『なまず公園』など、あまり知られていない名所もあります。候補に上がった料理を試食したり、写真撮影に行ったりとみんなで力を合わせて作り上げたので、私たち自身が栗東の良さを再発見することにつながりました」と語る小松原さん。
 協会では、名所を巡るハイキングも開催。「遊んだ後、栗東を歩くのが楽しい」「より栗東が好きになった」と、まちの魅力が多くの皆さんに広がっています。
ミツケーターにインタビュー
■「発信する目」で発見する
枡谷典子さん 県外から栗東に住んで約15年になりますが、この機会にまだ私が知らない栗東の良いところや魅力を知りたいと思いました。
 「発信する目」で物事を見ると、いろんな発見があります。まちのことを知れば、市内にお出かけする時間も増えそうです。子育て中でもあり、私目線での栗東情報を発信していきたいです。
■他市とも交流したい
 大学2回生で生物学を専攻しています。自主活動団体で広報活動に携わり、iGEMという合成生物学の世界大会で写真撮影・発信もしています。栗東の良いところを広めるとともに、自分の能力もアップできたらと講座を受講しました。
 栗東の魅力は豊かな自然や人のあたたかさにあると思います。他市とも交流しながら活動ができたらと思います。
まちを好きな人の発信がまちを好きな人を増やす
協働型Facebook講座の講師を務めた林 拓真さん 初めて栗東を訪れた時、まちを紹介してくれる皆さんから、まちを愛する気持ちやあたたかさを感じました。
まちを印象づけるのは、やはり「人」がポイントだと感じます。
 第1回の公開講座、「地域の魅力を発見し、発信しよう」では、受講生のやる気やエネルギーが熱いほどに伝わり、圧倒されました。
 このように、栗東が大好きで、それを伝えたい人がたくさんいることが栗東の魅力だと感じます。例えば一つの商品があり、その商品を心から愛する人が説明するとその魅力はこちらに響いてきますよね。これと同じで、栗東を愛する人がまちの魅力を紹介するのですから、良さは必ず伝わるはずです。まちを好きな人が発信することで、まちを好きになる人がますます増えていきます。
 栗東を「ちょうどいいまち」と感じる市民が多いと聞きます。突出した「これ!」というものではなく魅力のバランスの良さが心地よさにつながっているのではないでしょうか。
 そんな栗東に点在する魅力をミツケーターの皆さんが見つけ発信することで、より素敵なまちになっていくであろう栗東にわくわくしています。
 「うますぎる栗東」はまちのみんなで作るFacebookです。「こんな素敵、見つけたよ!」という皆さんの「うまい!」情報はぜひ広報課へお寄せください。
ミツケーターや広報課が取材します。
問合せ…広報課 TEL.551-0641 FAX.554-1123
E-mail:[email protected]
来月号の特集は、「健康づくり」の予定です。
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