バレエを身近に。挑戦し続けるバレエダンサー |
■バレエを始めたきっかけは?
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小さい頃からエレクトーンやピアノを習っていて、何かもう一つ、体を動かす習い事をと親が考えていた時、近くで開催されていたバレエ教室を見に行きました。とても楽しそうで、「バレエをやってみる?」という母親の問いに、「やる!」と返事をしていました。5年生までは県内で週2回、6年生から高校生までは、京都で週に4回、大人と一緒のクラスで練習に励みました。バレエがすべてではなく、普通の高校生として、学生生活も楽しんでいました。 |
■海外でも活躍されました |
コンクールなどには一切出ていなかったのですが、レッスンの様子を撮影したビデオを送り、19歳の時にオランダにある音楽学校のバレエ科に入学でき、2年間留学しました。帰国後は新国立劇場のバレエ団に所属していましたが、「世界に挑戦したい。行くなら30歳までだ」と、ドイツのバレエ団を約30か所受験しました。
挑戦して2年目でようやく、シアターフォルポメルンに入団でき、13年間所属しました。みんなで14人の団でしたが、その分、チャンスも多かったです。一番印象に残っているのは、地元の教会でマザーテレサをテーマにした舞台で主役を務めたことです。 |
■今後の夢は? |
ドイツでは、日本よりもはるかにバレエが身近でした。海外での経験から「自分の学んだことを人に伝えるとともに、日本でみんながバレエをもっと気軽に楽しめるようにしたい」と思い、帰国して、ジャズやラジオ体操なども取り入れた新しい形に挑戦しています。バレエを知らない人にも、その魅力を伝えるため、これからも自分にしかできない表現を追求するとともに、子どもたちに夢を与えていきたいです。 |
■「縁」〜日本帰国後初公演〜
・日時…9月3日(日) 15時〜、18時〜
・場所…さきら小ホール
・前売チケット…2,000円
・問合せ…TEL.070-2314-2400 |
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