| 書と絵の二刀流で市内を彩り続ける | 
                       
                        | ■書と絵に関わるきっかけは? 
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                        | 進学校で勉強に挫折した高校時代、好きだった漫画を描き始めました。つまずきがきっかけで、道が開けたと感じています。書は小さな頃から習っていて、大学卒業後に生涯の師と巡り合えました。書く時、隣に手本は置かず、真っ白い紙と対峙する、伸るか反るか…書との向き合い方を教えてくださった人です。 
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                           | ■一番思い出に残る作品は? 
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                        | 34歳の時、日本最大の書道展「毎日書道展」で「毎日賞」という大きな賞をいただきました。公募展に向けて一心不乱に書いていた時期で、受賞を知った暑い夏の日を今でもはっきりと覚えています。 喜びが爆発し、努力が凝縮されて作品に表れることを実感した瞬間でした。日々の積み重ねが今の自分をつくるという点では、人生も似ているかもしれません。
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                       | ■アグリの郷栗東でのワークショップも好評です 
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                        | 3年ほど前から毎年秋にほうき筆という太筆を使ったパフォーマンスを企画し、子どもたちがのびのびと字を書いています。昨年からは、「四季を楽しむ『和ークショップ』」と題し、年賀状教室、うちわ作りなど、絵心がなくてもどこにでもある材料で簡単・素敵にできる作品教室を企画してます。  4月14・15日には、「作家のイッピンもの語り」を開催し、手作り作家さんのイッピンを展示・即売しました。私も写真にあるように、イラストに心に浮かんだ言葉を添えた作品を出展しました。大切にしてきた着物のはぎれもあしらっています。「表現する」という根底はどの作家も同じで、今回も違う分野の皆さんと接することで刺激を受けました。いつも行き詰まりは異文化が解消してくれています。 
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                      | ■今後の企画は? 
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                        | 7月にパリで書の実演をし、海外の人に漢字を書いてもらう予定です。日本文化の良さを打ち出す演出で、互いに良い刺激をもらえたらいいなと思います。 
                          「作家のイッピンもの語り」の「お披露目ショー」では、改装したアグリの郷が松沢さんのアイデアから華麗な舞台に。アグリの郷のスタッフがモデルを務めました。 | 
                      
                        
                                  
                       
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