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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

川邉 一朗さん

(83歳・川辺)


 幼い頃から水泳を続けて、はや70年以上。今年の7月に栗東中学校プールで開催された「第43回栗東市水泳選手権大会」の一般男子40才以上の部・自由形50mで優勝。記録は47秒98。水泳で鍛えた体力が自慢の川邉さん。好きなことを続けて、生き生きとされている姿は高齢者の励みになっています。

83歳で栗東市水泳選手権大会に出場
 ■水泳との出会いは?
 小学生の頃から、市民体育館の裏にある池で泳ぐことが、夏休みの一番の楽しみでした。高学年になると水中で鬼ごっこをして遊ぶようになり、我流ながら、早く泳ぐことを目標に競争意識を持つようになりました。
 高校生のときには、校内水泳大会で100・400メートル自由形で優勝したこともあります。高校卒業の頃、栗東中学校にプールができ、趣味で夕方に泳いでいました。25歳のときには滋賀県民大会で優勝したこともあります。
 7年程前から、健康を目的として、再びスポーツジムで、週2〜3回のペースで泳ぐようになりました。
 ■水泳の楽しさはどこにありますか?
 体力づくりと健康を意識しながら、子どもの頃と同じように遊びの心で楽しんでいます。自分に合った好きなことを生きがいと思いつつ、心も体も元気で過ごしています。
 ■市水泳大会に出場されました
 以前から、大会の存在は知っており、自分の実力では無理との気持ちで迷っていましたが、「年をとっても元気でいる。前向きな気持ちで頑張っている」の姿勢を見てもらいたいと思い、出場を決めました。大会などの場は60数年ぶりなので、当日まで体力面などから悩み、不安感もありましたが、積極的な気持ちを大事にしました。
 私がスタート台から飛び込むと、参加していた子どもたちがどよめきのような声を上げていたのがよくわかりました。普段にない刺激と高揚感を体感し、全力を出せた自分に喜びと自信が生まれ、この機会をいただいたことに感謝しています。
 ■今後の目標は?
 膝が悪く歩くのが辛いのですが、水泳という自分に合った健康法を見つけたので、これからも続けていきたいです。自分の人生を前向きに、毎日元気で楽しくをモットーに、今後も大会などに挑戦していけたらと思います。
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