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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

佐伯 清久さん

(47歳・下戸山)


 元JRA騎手。1989年にデビューし、5戦目で初勝利。騎手の傍ら2000年ごろから革製品を独学で作り始める。2005年、通算1948戦77勝で引退。革職人に転身し、ブランド「Bull'z-F」を立ち上げる。財布や鞄だけでなく、馬の調教時に身に付ける防具も製作し、元騎手だからこそ知り尽くした防具の使い心地とおしゃれなデザインが評判になっています。

JRA騎手から革職人に転身
 ■革製品を作り始めたきっかけは?
 小さいころから木工などの物づくりが好きで、騎手時代も趣味でアクセサリー作りや陶芸などをしていました。
 本格的に、革製品を作るようになったきっかけは、自分の欲しい財布が既製品で見つからなかったので、自分で作ってみようと思ったことです。革製品を手作りする材料や道具が売っていたので作ってみましたが、思いどおりにできあがらなくて、そこから独学での挑戦が始まりました。
 けがが続いていたこともあり、16年間続けた騎手を引退し、これからは自分の好きなことをやろうと決意しました。
 ■馬の調教用の防具とは?
 騎手時代に、自分が使うチャップス(脚部の防具)やヘルメットを革を使って自分好みに作っていました。その内、騎手仲間や調教助手にも作るようになりました。
 今年度はチャップスの注文数が200本以上あり、半年で製作しています。厩舎のカラーを取り入れたり、要望があれば細かいパーツやフリンジなどのデザインもオーダーメイドで承っています。
 ■製作の楽しさはどこにありますか?
 できあがりの目途が立ってきて、少しずつイメージどおりの形が見えてくる時が、作業していて楽しいです。
 今は納得したものを作れるので、以前に比べて、技術も上がっていると思います。お客さまに喜んでいただけるよう一つひとつ心を込めて作っています。
 ■今後考えていることは?
 滋賀のイベントも含め、全国の色々な手作り市に出店したいです。今後、シルバーアクセサリー作りも本格的に進めていきたいと考えています。
 今年の9月から、市のふるさと納税の返礼品として、馬にちなんだ革の小物を出しています。これまでの経験をいかして、馬のまち栗東を自分らしく盛り上げていけたらと思います。
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