先月、「『幻の寺』あった!」と新聞などで大きく報道された蜂屋遺跡。県文化財保護協会が中ノ井川の河川改修に先立ち実施していた発掘調査で、法隆寺や聖徳太子一族と縁の深い寺院跡が見つかったというものです。
奈良時代の古文書には蜂屋周辺に法隆寺の水田や畑、倉があったと記されていますが、寺院の記録はありません。その一方で古瓦が出土することから寺院の存在が伝承されていました。
今回の発見で大きな話題になったのは、世界最古の木造建造物として「世界文化遺産」となった法隆寺の屋根に葺かれていた新旧2種類の瓦と同じ文様の瓦が見つかったことです。特に古い方の瓦は法隆寺のものと同じ木型で作られたことが判明し、大発見になったのです。
ところで、今回発見の寺院跡は蜂屋集落の北側にありますが、平成22年には集落南側の下鈎東遺跡でも古代寺院が見つかっています。こちらは天智天皇の川原寺で葺かれていたものと同じ文様の瓦が出土しています。わずか800mの隣接した寺院で法隆寺式と川原寺式という異なった文様の瓦が使われていたことになり、その背景や両寺院の関係などに関心が高まります。
 |
 |
問合せ
出土文化財センター TEL.553-3359 FAX.553-3514 |
 |
|
 |
|
 |
《治田小学校》命を尊ぶ生き方を育む「治田小防災の日」
平成25年9月16日、台風18号により目川地域に水害が発生しました。その時の被害や教訓を引き継ぎ、命を尊ぶ生き方を育むため、今年度は9月13日を「治田小防災の日」と定め、6月から保護者・地域住民の協力を得ながら学習を進めました。
当日は、各学年とも防災学習を実施しました。特に6年生は「"目川の水害"を地域の方から学ぼう!」と地域から講師を招き、日頃からの備えや「自助・共助・公助」を学習しました。児童は「災害を体験した人たちからお話を聞けてよかった。備えを考えて実践していきたい」という思いを持ち、自他の命を守る生き方の考えを深めました。
|
 |
問合せ
学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149 |
 |
|
|