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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

水野 晃男さん

(52歳)


 2000年7月の「道の駅アグリの郷栗東」オープン時から駅長に就任。以来、イベント企画、加工品調理、従業員教育、駐車場整理など多岐にわたる業務をこなし、アグリの郷栗東の発展を支える。
 駅長の傍ら、2017年4月から草津の出会いひろば前で高校生以下を対象にボランティアで「げんこつおじさんのたこ焼き屋」を始める。小学生なら1皿(7個)10円という破格の値段。週に一度食べられる優しさあふれるたこ焼きは子どもたちを笑顔にしています。

子どもの成長を見守る「アグリの郷栗東」駅長
 ■「道の駅アグリの郷栗東」の魅力は?
 生産者がこだわった新鮮な地元野菜やお米があります。名物「割木の巻寿し」や「まるっぽ豆腐」などアグリの郷ならではの商品もたくさんあります。お客さんの声がダイレクトに生産者に届き、商品に活かされるくらいお客さんとの距離が近いです。一人ひとりに声をかけながら、皆さんとのつながりを大切にしています。子どもたちにも積極的に声をかけるようにしていて、アットホームなところも魅力だと思います。
 日本で唯一、新幹線が目の前に見える道の駅です。人気のドクターイエローを遠くから見に来るお客さんもいます。
 ■「げんこつおじさんのたこ焼き屋」はどのような思いから?
 大人になって、子どものころにたくさんの周りの大人が見守ってくれていたことに気付きました。人との関わりが減ってきているので、大人がかまうことで、思いやりのある優しい子が一人でも多く増えればと思っています。ボランティアのたこ焼き屋はその一つの方法です。
 げんこつおじさんの由来は箱に拳でお金を入れるルールです。お金を入れられなくても分からないようにしているので、子どもたち一人ひとりが何か感じてくれることがあればうれしいです。貧困の子どもだけでなく、親との関わりが少ない子どもなどあらゆる子の心を満たしたいと思っています。
 ■今後の目標は?
 アグリの郷は、これからも皆さんに喜んでいただけるよう、お客さんの声を大事にして、直売品や加工品などもっと力を入れていきたいと思います。ここに来たら、ワクワクできるようなイベントの開催を企画し、駅長としてどんどん盛り上げていきたいです。
 たこ焼き屋は、子どもたちのためにできるだけ長く続けられるよう頑張りたいです。この活動を見た人が何かを始めるきっかけになって、子どもに関わる大人が増えればうれしいです。子どもたちが将来思いやりのある大人になってくれることを願っています。
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