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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

貫名 可采さん

(17歳・栗東高校)


 美術科2年生。1作目を野洲市展、2作目を彦根市展に出品しいずれも彫刻部門の最優秀を受賞。昨年11月、「第72回滋賀県美術展覧会」 立体部門で最優秀にあたる芸術文化祭賞(写真右は、受賞作品「友人A(夏)」)を受賞。
 高校生が県展で最優秀を獲得するのは、極めて珍しく、世界的な版画家ヒロ・ヤマガタさん以来となる。

第72回県美術展覧会 芸術文化祭賞を受賞
 ■美術との出会いは?
 幼いころから絵を描くのが好きで、中学校のときは美術部に入っていました。顧問の先生が栗東高校美術部の出身で、進学の際に栗東高校をすすめてもらいました。 彫刻は高校1年生の3学期から新たなことに挑戦しようと専攻しました。
 ■芸術文化祭賞の受賞を受けて
 彫刻は3作目だったので正直、驚きました。小学校の恩師からも連絡が来たり、周りの人たちにも喜んでもらえてうれしかったです。初めて身近な存在である友達をモデルにしたので、似ていると思ってもらえるように頑張りました。その友達は絵画で私をモデルにしてくれて、お互い入賞できたので、思い出の作品になりました。技術はまだまだ備わっていないので、賞をもらったことでもっと力を付けて、良い作品を作りたいと思います。
 ■受賞作品はどのようにしてできましか?
 放課後に1〜2時間、約3か月かけて粘土で形を作って、1か月乾燥させてから窯で焼成した、テラコッタという技法です。
 これまでの作品で上手くいかなかったところや難しい着色の部分は先生の指導を受けました。どうしたら大人の作品に混じる中で、高校生の作品を見てもらえるのか、見せ方も考えながらチャレンジしました。
 ■制作の楽しさはどこに?
 これまでは絵を描くことが多かったので、彫刻の世界から、新しい発見や彫刻の面白さなど感じることが多くあります。今は作ること自体が楽しいです。
 ■今後の夢は?
 中学校の美術の先生になりたいです。そのためにこれからも色々な分野に挑戦したいと思っています。今も次の作品を2つ同時に作っています。たくさんの作品から着実に技術を高め、自分の納得できる作品を完成できるように頑張りたいです。
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