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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

伊藤 祐聖さん

(16歳・下鈎)


 小学校高学年で、コンピュータープログラムを作成する「プログラミング」を始め、ウェブアプリを開発。2017年、栗東西中学校3年時、日本の未来を創る若者を応援するために開催されている「U-22プログラミングコンテスト」で経済産業省商務情報政策局長賞、useful(日本事務器)賞を受賞。
 市のごみ収集カレンダーを元にしたごみ出し情報ウェブアプリ「5374.jp for Ritto」の制作などプログラミングで地域に貢献する活動を展開中。

ごみ収集カレンダーから便利なウェブアプリを制作
 ■プログラミングのきっかけは?
 幼いころから電子工作が好きで、電子部品を買い揃えていました。小学6年生の時に部品の在庫管理をするためのデータベースを作りたいと思ってプログラミングを始めました。
 ■「U-22プログラミングコンテスト」で入賞した作品は?
 スマートフォンなどでは扱いにくい形式のデータも、扱いやすい画像形式に変換することでデータの保存や管理を便利にする技術を開発しました。これを東京で提案発表し、アイデアなどが評価されました。当時は中学3年生で、応募334作品、参加者総数1236人のうち、中学生の入賞は2人でした。
 ■ごみ出しアプリも制作されました
 プログラミングを趣味として楽しみながらも、自己満足ではなく、直接人の役に立つものも作りたいと思っていたときに、市民がIT(情報技術)を活用して地域課題を解決する「シビックテック」を紹介されました。金沢市に拠点を置く一般財団法人がごみ問題を解決するために開発し、プログラムを無償提供している「5374.jp」はその取組みの代表例としてよく知られています。そこで、その栗東市版を制作しました。無料で誰もが利用できるアプリで、いつでもどこでも、スマートフォンでごみの収集日や分別方法を確認することができます。
 2019年度版は、母校である栗東西中学校技術部の後輩たちとともに制作しました。エクセルを使い、実際のごみ収集カレンダーを元にデータ作成し、「シビックテック」を身近に感じてもらう機会になりました。多くの人にぜひこの便利なアプリを使っていただきたいです。
 ■今後の夢は?

後輩とともに、栗東市版ごみ出し情報アプリを制作(こちらもご覧ください)
※アプリはhttp://ritto.5374.jp/で閲覧可能
 技術だけでなく、自分自身が社会とつながることが大切だと思っています。「5374.jp」のようにどの地域でも便利なものだけでなく、より栗東のまちに特化したものを作ってみたいです。今後も得意なプログラミングをいかし、身近にあったら便利なものを開発したり、地域課題の解決などに取り組み、栗東に貢献できるように頑張りたいです。
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