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栗東市博物館 トーク&8mm映像上映〜聖火が栗東を走ったころ〜
ご存じですか?栗東で聖火リレーがあったこと
@第17区中継ポイント(国道小柿バス停)

<第17区>国道1号小柿交差点西側にて第16区(右)から第17区(左)へトーチ点火(小柿)
A第18区中継ポイント(白バイ分駐所)

<第18区>"肉のふくもと"前を通過する聖火リレー隊(六地蔵)
B第19区中継ポイント(葉山バス停)

<第19区>旧和中散本舗大角家住宅より東へ100mほどの旧東海道を走る聖火リレー隊(六地蔵)
C第20区中継ポイント(東伊勢落バス停)

<第20区>名神高速道路土盛り上から伊勢落集落に向けたカメラに収まる聖火リレー隊(伊勢落)
55年前、聖火リレーが栗東を駆け抜けた!
 2020年東京オリンピック・パラリンピックがいよいよ近づいてきました。聖火リレーコースも概略が発表になり、栗東にも聖火リレーがやってくることが報じられました。
 ところで、前回の東京オリンピックの際も、栗東で聖火がリレーされたことをご存じですか。
 実は55年前、1964年にも、栗東で聖火リレーが行われました。このときの聖火リレーはアテネで採火された火を全国4つのルートでリレーし、最後に東京で集約、開会式で聖火台に点火する、というものでした。滋賀県は第2ルートに組み込まれ、京都府から受け取った聖火を60・5qリレーし、三重県に受け渡しました。
聖火ランナーは若者
 この時の聖火リレーは中学生から20歳までの青年たちが全国津々浦々を走りました。
 1964年の東京オリンピックは、1945年に太平洋戦争で日本が敗戦してから初めて迎える世界的なイベントでした。この大会を成功させ、名実ともに国際社会に復帰することが日本の念願だったのです。青年たちから聖火ランナーを選んだのは、新生日本を背負って立つ若者に聖火をリレーさせたい、という大会運営側の願いが込められていたのです。
 栗東を含む滋賀県でも、県内の青年から聖火ランナーを選抜しています。特に正走者、副走者は運動で実績がある青年から選んでいます。また、随走者は担当する市町の実行委員会に一任されており、栗東唯一の中学校であった栗東中学校の生徒から男子40人、女子40人が選ばれました。
栗東区間は4区間合計92人もの聖火ランナーがいた!
 55年前の聖火リレーで、滋賀県内は43区間に分けられました。1区間は最長で1・9q、最短で1q、おおむね1〜2qの距離で設定されました。そのうち栗東が担当したのは、第17区から第20区の4区間です。
 第17区は国道1号小柿から上鈎を経て旧東海道に入り、手原との境界あたりまで、第18区はそこから小野を通り六地蔵へ入ったあたりまで、第19区はそこから林を通過し、伊勢落の集落まで、第20区は伊勢落から市境を超えて石部までのコースです。
 1区間を走る聖火リレー隊の構成は、聖火トーチを持つ正走者1人、その後ろに左右に分かれて副走者が2人続きます。副走者にはそれぞれ10人ずつ随走者が従います。合計23人からなる聖火リレー隊。4区間ある栗東では、合計92人の聖火ランナーが駆け抜けたことになります。
トーク&8o映像上映 聖火が栗東を走ったころ
 1964年の聖火リレーの様子を、当時実際に走った方からお話をお聞きします。また、当日の様子を撮影したカラー8o映像の上映を行います。ぜひお越しください。
日時…9月22日(日) 14時〜16時30分
場所…栗東歴史民俗博物館研修室
内容
■講演
 「聖火が栗東を走ったころ」
 講師…当館学芸員 大西 稔子
■8o映像上映 
 滋賀県内第20区(伊勢落〜 石部)中継ポイント
■トークタイム
 「聖火が栗東を走ったころ」
 おはなし
 1964年の聖火ランナー の皆さん(栗東区間)
 司会…中野 栄美子さん
定員…80人(申込不要)
参加費…無料
問合せ
栗東歴史民俗博物館 TEL.554-2733 FAX.554-2755
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