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りっとう再発見 栗東に残る日清戦争
 今回は、昨年の発掘成果のうち、治田西小学校の東、小柿一丁目で調査した小柿遺跡と治田西小学校の西隣にある平八池の西、中沢二丁目で調査した中沢遺跡を紹介します。
 小柿遺跡は、調査地のほぼ全面が弥生時代後期(約1900年前)に埋まった川の跡で、その川の中から多量の土器が出土しました。
 過去の周辺調査地からは竪穴住居が見つかっているので、土器は近くの弥生人たちが使っていたもののようです。また、土器の他に、川底から木製品も出土しました。竪杵や作りかけの鍬、建築部材などがありましたが、注目される物に「椀」があります。口径が約30センチの大型品で、丁寧にくり抜かれ、底部には高台も作り出されています。弥生時代の木製椀が見つかるのは非常に珍しく、当時の生活を知る上で貴重な発見となりました。
 中沢遺跡では、古墳時代の方墳と弥生時代中期(約2100年前)の溝が出土しました。
 溝からはたくさんの土器の他に、石器が見つかりました。石器は、琵琶湖周辺で採れる粘板岩や、大阪府と奈良県の府県境にある二上山で採れるサヌカイトなどで作られたもので、石包丁や石斧、石剣、石鏃(矢じり)などがありました。こちらの溝は、小柿遺跡の川ほど深くなかったため、木製品は腐ってしまい見つかりませんでした。
 ところで、小柿遺跡からは石器が出土しませんでした。それは弥生時代後期には鉄器が普及したため、それまで道具の主流であった石器の使用が廃れたためです。鉄の普及は弥生人の生活に大きな変革をもたらしたことでしょう。
問合せ
出土文化財センター TEL.553-3359 FAX.553-3514
《金勝小学校》「感謝の気持ちを大切に」
 2月13日、金勝小学校の4年生は、家族を招いて2分の1成人式を開きました。毎年、二十歳の半分を迎える学年で行っています。
 「1年生の時は、さかさにひらがなを書いていたけど、こんな難しい漢字を書けるようになったよ。家で教えてくれてありがとう。」「バスケットがこんなに上手になったよ。バスケに出会わせてくれてありがとう。」など、子どもたちは、これまで育ててくれた家族に感謝の気持ちを込めて、自分ができるようになったことや今後の夢などを発表しました。
 発表を終えた子どもたちの表情を見ると、満足しきった笑顔がこぼれていました。最後に、担任から「自分の成長を支えてくれる家族への感謝を忘れず、これからも夢に向かって努力していこう。」という話がありました。
今後も、道徳の時間やさまざまな活動をとおして、感謝の気持ちを育んでいきたいと思います。
問合せ
学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149
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