トップページ(目次)へ
りっとう再発見 栗東に残る日清戦争
 テレビドラマや小説、ゲームなどで題材とされることが多く、私たちにとって馴染み深い"戦国時代"。その幕開けを考える上で、見逃すことのできない出来事が"鈎の陣"です。
 長享元年(1487)9月、室町幕府の第9代将軍・足利義尚(1465〜1489)は、近江国の守護・六角氏を討つため、自ら出陣します。義尚は東方山安養寺に陣を構えた後、鈎(上鈎・下鈎、安養寺一帯)の地に陣を移しました(鈎の陣)。
 長享3年(1489)3月、義尚は鈎の陣で亡くなります。将軍が出陣したものの、六角氏を討つという目的を果たすことができず、室町幕府の弱体化を天下にさらけ出してしまう結果となったのです。
 このようなことから、"鈎の陣"は歴史の大きな転換点であり、戦国時代の扉を開く一大事件であったと言えるでしょう。
 ところで、栗東の地が舞台となった鈎の陣を目の当たりにし、戦国時代の幕開けを身近で感じた人びとの心をとらえていったものには、何があったのでしょうか。
 奇しくも、義尚が生まれた寛正6年(1465)、弾圧により京から脱出した本願寺の蓮如(1415〜1499)は、金森(守山市金森町)を拠点に、近江湖南の各地で、積極的な教化活動を繰り広げました。栗東市内にも、蓮如やその息子・実如(1458〜1525)が与えた名号や方便法身尊像が多く伝来しています。
 このように、戦国時代の幕開けに大きな役割を果たすこととなった栗東の地ですが、一方では当時の新しい信仰が人びとの心をとらえていたのです。
 栗東歴史民俗博物館が5月23日(土)から7月12日(日)まで開催する特集展示「戦国のいのり」では、栗東の地が舞台となった"鈎の陣"と、その時代に栗東で花開いた宗教文化について紹介します。
問合せ
栗東歴史民俗博物館 TEL.554-2733 FAX.554-2755
《大宝西幼稚園》「ありがとう」のことばあふれるカレンダー
 大宝西幼稚園では、保護者と子ども達で日めくりカレンダー『えがおのことば』を作成し、全園児に配りました。カレンダーには、『うまれてきてくれてありがとう』『いつもいっしょにいてくれてありがとう』など、『ありがとう』のことばが溢れています。「カレンダーをめくるたび癒されます」「元気をもらっています」という保護者からの声が寄せられています。『えがおのことば』で心が穏やかになることを保護者や子どもたちと共に感じています。これからも人と人とのつながりを大切に、ありがとうの気持ちを大切に保育していきたいです。
問合せ
幼児課 TEL.551-0424 FAX.551-0149
トップページ(目次)へ
次のページへ