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りっとう再発見 栗東に残る日清戦争
 今回は、本年3月に発掘調査を終えた上鈎遺跡の出土遺物を紹介します。
 調査では、弥生時代(2世紀)の方形周溝墓、鎌倉時代(13世紀)の掘立柱建物や井戸、溝、堀などのさまざまな遺構が発見され、たくさんの土器の他、木器や金属製品などが出土しました。紹介する竪杵と横槌は、13世紀に使用されていた幅2m、深さ1mの堀の底から鋤や桶、作業台などの木器とともに出土しました。粘土層に密閉されていたため、腐らずに残存していたのです。竪杵は臼に入れた米の脱穀・精白・製粉や、餅を搗く道具です。稲作とともに大陸から伝わったもので、紀元前の弥生時代前期の遺跡からも出土します。現在一般的な杵は、重量の重い横杵で、餅つき用に使われますが、東北地方の一部では竪杵が昭和40年代まで脱穀に使われていました。
 もう一点の横槌は「ワラ打ち」といって、主にワラ細工に使うワラを、叩いて軟らかくする道具です。こちらも弥生時代からみられるものですが、現在も「ワラ叩き、杭打ち作業に最適」と、売られています。
 今回の出土品は鎌倉時代のものですが、二千数百年前の弥生時代から「完成形」として形を変えずに使われ続けてきた農工具です。
問合せ
出土文化財センター TEL.553-3359 FAX.553-3514
《葉山東小学校》「人と人とのつながりを大切に」
 6月の学校再開後、6年生の各学級へ3年生から手紙が届けられました。「学校をきれいにしてくれてありがとう」「そうじをしてくれてうれしかったです」などと書かれていました。6年生はいつのことなのかわからなかったようですが、分散登校の時に、校内を掃除していたことへのお礼の手紙だとわかると、笑顔で手紙を読んでいました。感謝の言葉から自分達の行動の意味や価値を実感しました。
 自分の言動が誰かにとって気持ちのよいものであったり、感謝の気持ちを言葉で伝えたりする経験を多く重ねてほしいと願っています。学校では、友だちのよさを意識したり、自分のよさを実感したりする場を設定しています。子どもたちが「人とつながり『自分を築く力』を育む」姿を目指して、取組みを進めています。
問合せ
学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149
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