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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

若代 卓三さん

(写真右40歳・目川)


 平成10年消防士として採用。平成20年救助隊任命。平成26年よりIRT隊員に登録。現在は中消防署(栗東市)で勤務。
平成19年3月 能登半島地震 派遣
平成23年3月 東日本大震災 派遣



生石 直也さん

(写真左39歳・岡)


 平成12年消防士として採用。平成16年救助隊任命。平成30年よりIRT隊員に登録。現在は北消防署(守山市)で勤務。
平成19年3月 能登半島地震 派遣
平成23年3月 東日本大震災 派遣

世界各地に派遣される国際消防救助隊
International Rescue Team of Japanese Fire-Service
 ■国際消防救助隊(IRT)とは?
 海外で大災害が発生した際に、被災国や国際機構の要請により、警察庁や海上保安庁とともに国際緊急援助隊の救助チームとして被災国へ派遣され、救助活動を行う部隊です。現在全国77消防本部、599人の救助隊員から編成され、高度な救助資機材や技術を活用し、近年では平成27年のネパール地震など、これまで21回の派遣実績があります。滋賀県内では2消防本部、12人が登録されており、湖南広域消防局では6人の隊員が登録されています。毎月15・16日が当消防局の当番日になっており、この当番日に要請があった場合は24時間以内に成田国際空港に駆けつけ、海外の被災地に向かうことになります。 国際消防救助隊が一員となっている国際緊急援助隊救助チームは、平成22年に国際捜索救助諮問グループ(INSARAG)の国際評価で最も能力の高い「重(ヘビー)」の格付けを認定され、平成27年の再評価でも再び同じ格付けを保持しています。
 ■IRT ="愛ある手
 被災国に愛の手を差しのべるという意味と英語の発音「アイアールティ」をかけて"愛ある手"という愛称で呼ばれています。
 ■国際消防救助隊になるには?
 一定の基準を満たし登録された77の消防本部に所属していることが条件になります。その中からさらに精鋭の救助隊員だけが選抜され、特別な訓練を受けます。
 ■思いを聞きました。
若代さん:要救助者を安全・迅速に救助するのはもちろんのこと、チームとして隊員同士が連携し、現地の人に迷惑をかけずに全隊員がけがなく帰国できるように、日頃から常に高い意識を持って訓練に励んでいます。選ばれた以上は、全力で救助にあたり、訓練で培った知識や救助技術を若手職員に受け継いでいくことが大切だと思っています。
生石さん:国際消防救助隊としての派遣実績はありませんが、「必ず助ける」という強い使命を胸に、いつでも国際消防救助隊として出動できるように日々訓練に精励しています。湖南広域消防の代表として恥ずかしくないように、さまざまな想定訓練を行い、救助隊員としての知識や技術の向上に努めていきます。
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