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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

琴線華(キンセンカ)


(写真左より)
書:猪飼 宜妙(69歳)
ビオラ:久野村 優子(54歳)
舞踊:鈴木 麻奈美(53歳)
筝:加納 佳津子(58歳)
書:松沢 麻美(55歳)

 舞踊・筝・ビオラ・書のそれぞれの分野で活動する5人による芸術ユニット。和楽器と洋楽器の演奏に、舞と書道パフォーマンスを融合させた、新しいスタイルで表現。



それぞれの分野で活躍する異色芸術ユニット
 ■結成のきっかけは?
 2019年11月にびわ湖大津館で開催された和の祭典「近江のおもてなし」で初共演し、そこで書と舞と音のコラボレーションが実現、結成しました。栗東を拠点に、それぞれの分野で活動している5人が集まって表現すれば、何かおもしろい化学反応が起こるかもしれないと思ったことがきっかけです。
 ■「琴線華」の由来は?
 市の花「キンセンカ」に、「人の心の琴線に触れる種をまき、いつか華咲くように」との願いをこめました。「琴は音、線は書、華は舞ですね」との質問に、そこまで考えていませんでしたが、5人にぴったりな名前だと嬉しくなりました。
 ■どんなパフォーマンス?
 「ふるさと」「春の海」など聞き覚えのある親しみやすい曲の演奏に、舞と書道パフォーマンスを融合させます。ビオラと箏の美しい音色は和洋を超えて共鳴し、音と書が重なり合い、時にやわらかく、時にダイナミックな筆の躍動を感じることができます。百人一首を「さくら さくら」の曲にのせ、古へといざなう舞は艶やかです。公演では、和にこだわった衣装で、独創的な演出をしています。分野の違う5人の技と個性がぶつかり、ひとつにとけあう唯一無二のパフォーマンスです。
 ■今後の活動の抱負は?
 旧和中散本舗の公演では「琵琶湖周航の歌」に「栗東 山の子編」を加え、初披露しました。栗東の魅力がギュッとつまったオリジナル歌詞を名曲にのせて誰もが歌えるように、地域で幅広く公演していきたいです。コロナ禍で芸術文化は後回しになりがちですが、お客さまの晴れ晴れとした表情に勇気づけられ、どんな時でも地道に続けることの大切さを実感しました。小さな種がやがて大きな華になるよう、今後も活動の場を広げ、発信していきたいです。
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