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りっとう再発見 栗東に残る日清戦争
 小柿遺跡は、現在の治田西小学校周辺の小柿地域一帯に眠る遺跡の総称です。これまでの小柿遺跡での調査では、弥生時代後期(約1900年前)の河川跡があることが分かっています。
 最近の小柿一丁目で行われた発掘調査でも、同じように弥生時代後期から古墳時代後期(約1500年前)にかけて、自然に形成された河川の痕跡が現れました。河川跡からは、古代の人々が「ゴミ」として捨てたと考えられる、大量の土器や木製品が出土し、中には宝飾品の一種である管玉が1つ見つかるなど、貴重な調査成果を得ることが出来ました。
 出土した土器を詳しくみると、端が少し欠けているものがあるものの、当時使われていた形をそのまま残している土器が多く見つかりました。器の形としては、手のひらに乗るような小型の壺や、壺を乗せるための器台、脚を持った盛り付け用の高坏と呼ばれる土器が大半を占めていました。
 今回の調査で見つかった土器は、日常生活の中で使うこともある土器です。しかし、壺の容量が小さすぎたり、日々の生活に使うには少し使いにくいと考えられるそれらが、同じ時期に大量に捨てられることは珍しいことです。では、これらの土器は一体いかなる目的で使われた土器なのでしょうか。
 その謎を解き明かすヒントは、やはり出土した遺物にあります。同じく河川跡より、櫛などの道具で意図的に絵を描きつけた線刻土器が一点見つかりました。このような絵が描かれた土器が出土することは非常に珍しく、多くは祭祀などに用いられた土器と考えられています。このような土器と同じ時期に廃棄された小型の壺や器台も、もしかしたら祭祀に用いられた土器なのかもしれません。
 河川跡は、竪穴建物や掘立柱の建物跡とは違い、人々の生活というものが直接的な形として見えてこない遺構であります。しかし、人が生きていく上で欠かせない水を運ぶ河川は、人々の生活に密接に関係するものであり、そこに残されたものを注意深く観察すると、当時の生活の様子を読み取ることができる貴重な情報源となるのです。
問合せ
出土文化財センター TEL.553-3359 FAX.553-3514
《治田小学校》「広げよう! あいさつの輪」
 名前を呼んであいさつを交わし、友だちの輪を広げる取組み「あいさつ週間」を全校で実施しました。お互いに名前を呼んであいさつをし、その日に5人以上あいさつできたら掲示板にシールを貼りました。自分たちが取り組んだことが目に見える形で残り、とても意欲的に取り組むことができました。
 「あいさつは、笑顔とともに自分から」
 よりよく生活するための12か条に掲げられている通り、あいさつは心と心をつなぐ第一歩です。本校のめざす子ども像の一つである「人とのかかわりを楽しむ子ども」に向けて、「あいさつ週間」など、友だちの輪を広げる取組みを今後も進めていきます。
問合せ
学校教育課 TEL.551-0130 FAX.551-0149
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