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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

泉 千春さん

(安養寺・61歳)


 2014年から治田東学区の主任児童委員を委嘱され、現在は健康推進員、青少年補導委員などを兼務。放課後子ども教室「チャレンジはるひがっこ」や栗中サポーターズクラブ、登下校時に地域住民らで結成される「スクールガード」でも精力的に活動。2017年、こども食堂「はるひがキッズカフェ」を開設。地域ボランティアの協力のもと、現在は月に1回、第3金曜日に開催。

地域ぐるみで子どもを見守り育てたい
 主任児童員や健康推進員のほか、治田東学区の放課後子ども教室や子ども食堂の運営など地域や子どもたちのために、多方面で活躍されている泉さんに、活動の内容や思いについてお話を伺いました。
 ■地域での活動を始めたきっかけは?
 子どものスポーツ少年団の保護者会会長や自治会の子ども会の役が最初の入口でした。子どもの手が離れてからは、「コミセン治田東支援グループわいわい」から声をかけていただき、放課後子ども教室「チャレンジはるひがっこ」で活動するうちに、色々な人との関わりが増え、誘われるがままにありがたく委員の職を引き受けていたら、いつの間にか複数の委員や地域活動の役を兼務していました。
 ■活動の魅力や継続の原動力は?
 活動をとおして、これまでお世話になった人たちや地域に恩返ししたいという思いが原点にあります。放課後子ども教室「はるひがっこ」は本当に楽しくて、毎回子どもたちから元気をもらっています。
 ■「はるひがキッズカフェ」とは?
 治田東学区に子ども食堂がなかったので、もし近所にあれば手伝ってみたいと思っていました。待っていても仕方がないので、仲間とともに奮起し、4年前に開設しました。こども食堂というと、貧困家庭の支援が想像されがちですが、友達と一緒に食べたり遊んだり、誰もが集える地域の交流の場として、食材や場所を提供してくれる人たちや多くのボランティアに支えられながら開催しています。最近は、テイクアウトで食事を提供するなど感染症防止対策を取る工夫をしています。地域の安心できる人達と、みんなで囲むあたたかいごはんや遊びを通して、子どもたちが「ほっ」とできる場所になればいいなと思っています。
 ■今後の抱負は?
 さまざまな世代がつながり、地域ぐるみで子どもを見守り育てる社会を実現していくために、この活動をもっと多くの人に関わってもらい、困っている人を放っておかない地域づくりに取り組んでいきたいです。また、子どもだけでなく、保護者同士の交流が深まるような企画や親子企画も考えていきたいです。今後も地域とのつながりや絆、子どもの成長を大切にしながら、地域のために、未来の子どもたちのために、活動をしたいと思っています。
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