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 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

佐々木 眞一さん(小平井・85歳)


昨年3月、公益社団法人日本プロスキー教師協会SIAの資格で、「ステージ3」を取得。グランスノー奥伊吹スキー場で、シーズン中は週に4回インストラクターとして、子どもや定年退職後の人らにスキーを教え、若いインストラクターへの指導も行う。シーズン以外の季節は、渓流釣りや登山を楽しむ。

100歳を超えても元気にスキーを
 昨年3月にスキーの中級者指導が可能になる「ステージ3」に全国最高年齢で合格。70代で本格的に指導を始め、1年のうち100日以上を雪山でインストラクターとして過ごされています。「子どもから大人までスキーファンを増やしたい」と意欲にあふれる佐々木さん。その元気の源をお伺いしました。
 ■合格までの道のり
 ステージ3を取得するには、滑走技術や指導法の実習、安全対策や外国語の講習など計240時間の履修が必要で、2018年から必要な研修を始め、3年かけて準備しました。得意のロングターンなどの実技は順調に通過、筆記では「力学」に苦戦しましたが、最後の検定科目だったショートターンに受かった時は、嬉しくて涙が出ました。
 ■80歳を超えてもスキーを続けられる秘訣は?
 食生活に気を付け、毎日欠かさず筋トレをしています。歯磨き時のスクワット、入浴中の足首体操、エスカレーターでの片足上げなど普段の生活でできるトレーニングばかり。スキーは左右対象の代表的なスポーツで、体への負担も少なく、いくつになっても続けられます。もっと斜面をうまく滑れるように、若い人に追い付け追い越せと練習しています。85歳になった今でも進化していますよ。
 ■子どもたちの笑顔がやりがいに
 上手に滑れるようになった子どもたちの感動した声を聞くと嬉しいです。「先生!」と子どもたちが手を振ってくれる姿を見ると、幸せな気持ちになります。スキーを教えるだけではなく、子どもたちには、自然の素晴らしさや家族や友達を大事にすることの大切さを伝え、年配者には健康のアドバイスもしています。
 ■102歳まで元気に、現役で
 応援してくれる家族、奥伊吹スキー場に感謝、スクールの仲間たちにも感謝しながら、これからも指導者として活躍したいです。
 目標は102歳。母が亡くなった年までスキーができるように健康を維持し、体を鍛え続けます。三浦敬三さんは101歳までプロスキーヤーとして現役で活躍されていました。その三浦さんを超え、日本一になってみたいですね。
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