トップページ(目次)へ

 このページは、さまざまな分野で活躍されている皆さんを紹介するコーナーです。

ひょうたん職人

芝原 俊治さん(83歳)


Profile
競馬学校在学中から指導を受けてい定年退職後に、ひょうたんの栽培を始め、目川瓢箪生産組合で目川ひょうたんの普及活動を行う。目川ひょうたんは、栗東観光案内所でも展示・販売しています。

目川ひょうたんを後世に
 江戸時代からの特産品で、東海道の旅人の酒器や茶器として重宝されてきた目川ひょうたん。その伝統を今も受け継ぎ、ひょうたんに情熱を注ぐ職人がいます。
 ■3世紀続く伝統を守りたい
 目川ひょうたんは、江戸時代中期以降、明治の頃まで目川地域の農家の副業的地場産業で、治田村では年間9千個生産したとの記録もあるそうです。現在では需要が減り生産農家も少なくなりましたが、縁起物として各地で栽培されています。
 以前は、東海道ほっこりまつりで毎年ひょうたんの展示・販売をしていましたが、現在は組合も解散し、生産農家は、私だけになってしまいました。江戸時代から受け継がれてきた伝統をここで終わらせる訳にはいかない、次世代に伝えていきたいとの思いから、東海道沿いに気軽に立ち寄れる展示・販売所をオープンしました。
 ■表情豊かなひょうたんたち
 ひょうたんは、同じ形のものは二つとなく、まさに1点もの。形や質感、色など表情もそれぞれ違うので、そこが魅力であり、栽培の難しさでもあります。目指す形を作り上げる前に失敗することもありますが、根気強く丁寧に育てています。それだけに完成した作品は、本当に愛おしいです。今後は、SNSでの発信やワークショップの開催などの活動も展開してみたいです。これからも、市の芸術家とつながりを持ちながら、目川ひょうたんの魅力を広めていきたいです。
トップページ(目次)へ