栗東高等学校 美術科
栗東高等学校美術科は、県内唯一の「専門学科」です。平成7年に創設され、昨年30周年を迎えました。生徒一人一人の個性を生かしながら、基礎力の習得とともに美術文化の発展に寄与する態度や能力の育成を目指しています。
美術科棟などの専門施設、各学年8~10時間に及ぶ美術の授業、総勢12人の教員スタッフ、美術科ならではの取り組みや行事など、充実した施設と環境の中で、生徒はさまざまな体験を重ね、多くの時間と深みをもって美術を学習していきます。3年生では美術科での学びの集大成として「卒業制作展」に取り組みます。生徒たちはそれぞれが規模の大きな作品づくりに挑むため、制作過程で悩んだり、やり直したりしていきながら困難を一つ一つ乗り越えて発表までたどり着きます。生徒たちの作品は、若さによる未熟な部分も見られますが、瑞々しい感性と熱意、そして一人一人の成長の様子も感じられる魅力的なものばかりです。
「第29期生卒業制作展」は、テーマを「愛なんだ!」としました。作品には、制作者の美術に対する気持ちが反映されています。成長してきた3年間を含め、これまでに経験して得たもの全てを最大限に活用し、表現された作品をとおして作者それぞれの「愛」を感じてもらいたいと思います。 |