トップページ(目次)へ
りっとう再発見 常福寺と大日如来坐像
常福寺
▲常福寺
 平成2年(1990)に開館した栗東歴史民俗博物館は、令和7年(2025)9月に開館35年を迎えました。開館以来、「栗東の歴史と民俗」をメインテーマとした地域博物館として、栗東の歴史や文化の魅力を発信し続けています。
 開館35年を記念して、当館活動の中で特に力を入れて取り組んできた、栗東に残る豊かな仏教美術を紹介する展示を1月10日より開催します。本展覧会では、地元の皆さんのご厚意によりおよそ20年ぶりに御園の常福寺本尊である大日如来坐像を展示することとなりました。
 常福寺は前述のとおり御園に所在する寺院で、大日堂とも呼ばれており山入地区の草分けである八人組の人々の手により守られています。本寺は、永禄5年(1562)に堯珍(ぎょうちん)という僧侶により中興されたといいますが、それ以前の詳細な寺歴は明らかではありません。しかし、本尊として平安時代の11世紀ごろに造られた大日如来坐像が伝来していることから、この頃に創建された可能性が考えられます。また、常福寺の詳しい歴史は明らかではないのですが、金勝寺西参詣口付近に位置することや金勝寺文化圏とも呼ばれる金勝山の北麓に広がる金勝谷に含まれることから、金勝寺との関連が想像される寺院です。更に本尊は、栗東市域でほぼ唯一と言える平安時代の大日如来像であり、平安の密教古像として栗東の歴史を考える上で注目される存在です。
 1月10日から2月23日を会期とする「栗東の仏教美術―旧山口寺と金勝谷の宗教文化―」では常福寺の大日如来坐像をはじめ、地域の人々が大切に守ってきた文化財を紹介します。普段は公開していない仏像を見られる貴重な機会ですので、ぜひ一度足をお運びください。
常福寺 大日如来坐像
▲常福寺 大日如来坐像
■栗東歴史民俗博物館開館35周年記念特集展示
「栗東の仏教美術 -旧山口寺と金勝谷の宗教文化-」
 会期 1月10日㈯から2月23日㈷まで

栗東歴史民俗博物館

TEL.077-554-2733 FAX.077-554-2755

令和6年度スローガンコンテスト
 
努力賞
その投稿 「ポチッ」としちゃって 大丈夫?
トップページ(目次)へ
次のページへ