霊仙寺・綣遺跡で発掘調査現地説明会を開催しました

更新日:2020年12月23日

霊仙寺・綣遺跡では今年6月から発掘調査を実施しています。調査では弥生時代から鎌倉時代の集落跡が発見されました。なかでも奈良時代の井戸から発見された土器の底には、古代氏族の名称とみられる「廣津」(ひろきつ)という文字がかかれていました。廣津氏は物部(もののべ)氏系の渡来系氏族の可能性があり、調査地の北中小路一帯に居住していた氏族の様相が明らかになってきたといえます。

このような調査成果があったことから、12月20日に、現地において説明会を実施。感染症拡大防止のため3回に分けて説明を行いました。時折雨やあられが舞う日でしたが、地元の方々を中心に合計190人が参加されました。

参加された方々は、身近な場所で発見された弥生時代以来の生活の痕跡や、文字の書かれた資料を見て、郷土の歴史に思いをはせました。

平安時代の掘立柱建物の説明を聞く
墨書土器が見つかった奈良時代の井戸
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