ツキノワグマについての注意喚起

更新日:2024年10月04日

山に入られる際はツキノワグマに注意を

毎年全国でクマ類による人身被害が発生しています。「猛獣」であると思われがちなツキノワグマは、本来、臆病な動物です。市内でクマによる被害を起こさないために、ツキノワグマを引き寄せない、遭難事故を防ぐ、以下の事項をおぼえておきましょう。

クマを引き寄せないために

クマは学習能力が高く、一度生ゴミなどの味を覚えると、頻繁にゴミ捨て場などに現れるようになります。このことから、残飯や未収穫の果樹などのクマの餌になるものを適正に管理し、クマの人間の居住周辺に誘わず、クマと人の出会いを減少させることが重要です。

予防方法

・頑丈で臭いが漏れないような構造のゴミ箱など、ゴミの出し方に気を付ける。

・未収穫の野菜や果実の除去、未収穫の果樹の伐採などのクマの餌になるものを無くす。

・野外活動時にゴミの放置を行わない。

・家畜飼料の管理を適正に行う。

・狩猟、交通事故などによる動物の死体を放置しない。

クマとの遭遇事故を防ぐために

クマを見かけたらどうすればいいの?(離れたところにいる場合)

離れた所にいて、クマが気づいていないようなら、慌てずに落ち着いて、大声を出さず、クマから目をそらさないようにして、動きを見守りながらゆっくりその場を立ち去りましょう。

クマがこちらの存在に気づいているようなら、背を見せず、ゆっくり後退しましょう。

もしクマが近づいてきたらどうすればいいの?(こちらに向かってきた場合)

背を見せず、ゆっくり後退します。それでも襲ってきたら、クマとの間に障害物を挟むようにします。

回避できない場合は、首の後ろを手で覆ってうつぶせになって、顔やお腹などの弱い部分を隠します。クマは食べようと襲うのではなく、ある程度傷つけたら立ち去るので、怪我を最小にするようにします。杭や棒など堅いものを持っているときは、それらを使って立ち向かって撃退した例もありますが、危険が伴います。死んだふりはむしろ危険です。

クマと出会わない、遭遇事故にあわないためにどうすればいいの?

まず、クマのいる場所に近づかないために、

(1)クマの餌となる植物のある場所に、特に実のなる時期にはその近くに行かない。

(2)クマの出没情報のあった場所の近くには不用意に近づかない。

(3)クマと出会いやすい時間帯の屋外での行動を控えるようにする。

また、クマの棲息する場所に入る場合は、

(4)鈴を鳴らすなどクマに自分の存在を知らせる。

(5)聞き慣れないうなり声を聞いたら先に進まない。

(6)クマの残した糞や新しい爪痕など、フィールドサインを見逃さない。

(7)見通しのきかない登山道や山林内では、周囲を情報に注意をはらう。

農業現場におけるクマ出没等に関する注意喚起(農林水産省)

クマに関する各種情報・取組(環境省)

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電話:077-551-0124(農政係)
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