4ページ 津波情報 津波から身を守る 旅行や出張などで海の近くにいるときは地震発生直後に津波が押し寄せることがあるので、強い地震が起きたときは、直ぐに海岸から離れ、高台などの安全な場所に避難しましょう。また、比較的小さな揺れでも、長時間ゆっくりとした揺れの地震は「津波地震」と呼ばれ、大津波が発生する場合があるので避難が必要です。 高い場所へ避難する 海岸から「より遠く」ではなく、「より高い」場所へ避難しましょう。 津波のスピードは速い! 「注意報」や「警報」が出る前にくる津波もあります。直ちに避難しましょう。 津波はくり返し来る! 津波は2回、3回と襲ってきます。波が落ちつくまでは注意しましょう。 正しい情報を聞く ラジオ・テレビ・防災無線などで、正しい情報を聞きましょう。 海岸や河川に近づかない 注意報、警報が解除されるまで海辺や河川には近づかないように。 自動車で避難しない! 道路が崩壊した場合、渋滞して緊急車両の妨げになるので自動車での避難はやめましょう。 情報の種類と発表基準 予報の種類 津波警報 大津波  高い所で3mを超える津波が予想されますので、厳重に警戒してください。 発表される津波の高さ 10m以上 10m 5m 津 波  高い所で1mを超え、3m以下の津波が予想されますので、警戒してください。 発表される津波の高さ 3m 津波注意報 津波注意報  高い所で0.2m以上1m以下の津波が予想されますので、注意してください。 発表される津波の高さ 1m 5ページ 原子力災害時の対応 もし原子力災害が起きたら 原子力災害とは原子力施設から放射性物質が漏れ、周辺に被害が生じることをいいます。放射性物質とは放射線を出す物質のことで、放射線を出す能力のことを放射能といいます。原子力災害の程度は人間が感じ取ることができないため、放射性物質に関する基本的な知識と正しい対処法を身につけることが重要です。 正確な情報を入手してください 原子力施設で事故等が発生した場合、自治体などはテレビ・ラジオなどの報道機関を利用して、住民に必要な情報をすみやかに知らせます。 ・エリアメール・緊急速報メール・広報車などの情報に注意する ・テレビやラジオから正確な情報を入手する 防護対策が必要になります 防護対策とは、放射線や放射性物質が大量に放出された際に、周辺住民などの被ばくをできるだけ低減するために講じられる措置です。 住民が受けると予想される線量が一定の指標を超えるような場合に、「屋内退避」「コンクリート屋内退避」「避難」といった指示が出ます。 退避や避難の指示が出たら 屋内退避 屋内に退避すると、屋根や壁で放射線をさえぎることができます。屋内退避には、自宅など一般家屋に入るものと学校などのコンクリート建屋の中に入るものとがありますが、予測被ばく線量が小さい場合には一般の木造家屋への退避でも放射線の影響を十分に軽減することができます。 屋内退避で取るべき行動 屋内退避の指示が出たら、すみやかに自宅などの建物内に入り、ドアや窓を閉めるなどの対策を取ってください。 コンクリート屋内退避と避難 コンクリート建屋は、木造家屋よりも放射線をさえぎる能力が高く、より高い防護効果が期待できます。 また避難とは、現在住んでいる場所から放射線の影響が少ない安全な場所に移動することで、放射線や放射性物質の放出が長時間にわたると予想される場合に実施されます。 避難等の際に取るべき行動 避難等の指示が出たら、まず指示の内容をよく確認して、あわてず落ち着いて行動してください。また、どこの区域の人が対象か、正しく情報を把握しましょう。 6ページ 風水害・土砂災害対策 雨の強さと降り方 雨の降り方から被害の予想ができます。雨の降り方に注意し、警報や避難勧告が出る前でも、危険と判断すれば、避難などの準備をしたり事前に避難することも大切です。〔雨量は1時間雨量(ミリ)〕 10?20ミリ やや強い雨 ザーザーと降る この程度の雨でも長く続くときは注意が必要。 20?30ミリ 強い雨 どしゃ降り 側溝や下水、小さな川があふれ、小規模のがけ崩れが始まる。 30?50ミリ 激しい雨 バケツをひっくり返したように降る 山崩れ・がけ崩れが起きやすくなり、危険地帯では避難の準備が必要。 50?80ミリ 非常に激しい雨 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) マンホールから水が噴出する。土石流が起こりやすい。多くの災害が発生する。 80ミリ? 猛烈な雨 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感じる 雨による大規模な災害が発生するおそれが強く、厳重な警戒が必要。 警報と注意報の種類 大雨や台風のとき、気象庁はさまざまな気象情報を発表します。気象情報の種類とそれらの情報がどのような状態を意味しているのか、どのように私たち住民に届けられるのか知っておくことは大変重要です。日頃から防災気象情報に敏感になりましょう。 ●主な防災気象情報 特別警報 数十年に一度の重大な災害のおそれが著しく大きい場合に出される。 警報 重大な災害のおそれがあるときに出される。 注意報 災害のおそれがあるときに出される。 土砂災害警戒情報 土砂災害のおそれがあるときに出される。 台風情報 台風が発生したときに出される。 竜巻注意報 竜巻・ダウンバースト(下降噴流)等による激しい突風が発生しやすいときに出される。 風の強さと吹き方 風速の単位m/sは、1秒間に進む距離(m) 10?15m/s未満 やや強い風 15?20m/s未満 強い風 20?30m/s未満 非常に強い風(暴風) 30m/s以上 猛烈な風 避難の心得、目安 情報を正確につかむ 貴重品は身につけ、携行品は必要最小限に 避難の呼びかけに従いましょう 避難するときは、狭い道、川べりなどは避ける 避難はグループで決められた避難場所へ 外出が危険なときは、家の2階などの安全な場所に移動する 〜1日前程度 大雨に関する気象情報 約半日前 大雨、洪水注意報 約2〜3時間前 大雨、洪水警報 危険度大 土砂災害警戒情報 避難情報の流れ 災害発生により、下記の順で発令されないこともあります。 警戒レベル1 心構えを高める(気象庁が発表) 警戒レベル2 避難行動の確認(気象庁が発表) 警戒レベル3 高齢者等は避難! 避難に時間を要する人は避難(市町村が発令) 警戒レベル4 危険な場所から全員避難! 安全な場所へ避難(市町村が発令) 警戒レベル5 命の危険 直ちに安全確保! 緊急安全確保(市町村が発令) 警戒レベル4避難指示で危険な場所から避難です 警戒レベルは、水害や土砂災害に備えて住民がとるべき行動をお知らせするために5段階にレベル分けしたもので、市町村が避難情報と合わせて出す情報です。 警戒レベル5はすでに災害が発生している状況です。 7ページ 河川情報 洪水に関する河川情報 大雨により河川の水位が上昇すると、水位の状況により避難に関する情報が発表されます。それぞれの情報に注意してすみやかに行動できるように準備しましょう。 レベル5?レベル4(危険) 水位 はん濫の発生 市の行動 ・逃げ遅れた住民の救援等 ・新たにはん濫が及ぶ区域の住民の避難誘導 発表情報 ○○川はん濫発生情報〈○○川 洪水情報〉 発表のタイミング はん濫が発生した時 レベル4(危険)?レベル3(警戒) 水位 はん濫危険水位〈危険水位〉 市の行動 ・住民の避難完了 発表情報 ○○川はん濫危険情報〈○○川 洪水情報〉 発表のタイミング はん濫危険水位に到達した時 レベル3(警戒)?レベル2(注意) 水位 避難判断水位〈特別警戒水位〉 市の行動 ・避難勧告等の発令を判断(状況によっては避難指示の発令) 市民の行動 ・避難を判断、開始(2階への避難も含む) 発表情報 ○○川はん濫警戒情報〈○○川 洪水情報〉 発表のタイミング 避難判断水位に達した場合、または、はん濫危険水位に到達することが見込まれる場合 レベル2(注意)?レベル1 水位 はん濫注意水位〈警戒水位〉 市の行動 ・避難準備情報発令(要支援者避難情報)を判断 ・住民へのはん濫注意喚起 市民の行動 ・はん濫に関する情報に注意 ・要支援者は避難開始 ・水防団出動 発表情報 ○○川はん濫注意情報〈○○川 洪水注意報〉 発表のタイミング はん濫注意水位に到達した時 ?レベル1 水位 水防団待機水位〈通報水位(指定水位)〉 市の行動 ・雨量・水位情報注意喚起 ・水防団待機 市民の行動 ・雨量・水位情報、気象情報などへの注意 水位 通常水位 主要河川水位観測 市内の主要河川のはん濫注意水位及び水防団待機水位は、以下のように定められています。 各観測所の水位は、国土交通省【川の防災情報】で確認することができます。 国土交通省【川の防災情報】アドレス:http://www.river.go.jp/ 金勝川(目川) はん濫注意水位 2.60m 水防団待機水位 1.20m 葉山川(上鈎池橋) はん濫注意水位 0.95m 水防団待機水位 0.53m 野洲川(野洲) はん濫危険水位 4.80m 避難判断水位 4.30m はん濫注意水位 3.50m 水防団待機水位 2.50m